リーダー不在
職場でいつも思うんですよ。リーダー不在だな、良いのかなって。でも、別にいなくても、なんとかなるのよね、どうにかなるの。工夫次第でいくらでも。
いろんな面で、案外リーダーなんていなくてもなんとかなるんじゃいのかなと感じます。指導力のあるリーダーが必要と、政治の世界でも言われますけれども、半年やそこらでトップの首をすげ替えられるのは結構メリットだと思うのよ。
すんごいカリスマなリーダーが出て来てカルト集団みたいな国に向けてどんどん進んじゃってでも10年はトップを交代出来ない我が国の仕組みですなんて話になったら嫌じゃないですか。洗脳されきって嫌だなんて思わないのかもしれないですけど。
そんな感じのことをですね、つらつらと、レッドが無いよなあリーダー無視かい、と4色入りポストイットを見ながら思ったりします。
「いざ」が来なきゃ良い、わけではなく
「NIKKEI BUSINESS」の2011.06.06、時事深層というコーナーに、サッシの不正によりビル建築が立ち行かなくなるかもしれないという記事が載っていました。概要は、2011年3月初旬に主要企業が販売するアルミ樹脂製複合サッシが国の決めた耐火基準を満たしていないことが発覚し、再検査等の対応には7000年かかる計算である、これを真面目にやっていると現在着工している現場も止まってしまう可能性がある、この問題は法令や制度が曖昧であることも一因である、そんなところです。
最初からちゃんとしたものを作っていればそれで済む話ではありますが、2000年に建築基準法が改正され、その後あれやらこれやらで防火設備の検査基準も途中で変わっているので、色々と混乱した挙げ句新しい基準に合わないものが出回ってしまったわけです。たいていの場合、コスト削減のために基準ギリギリで設定しますから、基準や検査方法が変わればカバーしきれない部分が出て来てしまいます。
なるべく低いコストで作って、他社よりちょっと低いお値段を設定する。もしくは、他社より性能が良いですよって泊を付けて少しだけ高く売る。どこがギリギリかを知っていれば調整もしやすいものです。これも工夫。アクセサリー代わりに使うような華奢な腕時計に10気圧防水が要るか? 要らないよね? みたいな。
ただ、住宅エコポイントで断熱材が品薄になったり、法令が変わったりなんだりで、結局わりを食うのはエンドユーザです。もちろん、業者も、儲かるはずのところで儲からなかったり色々損はありますけれども、実際に住んだり利用したりするわけじゃないので。納期が遅れても、リコールでも、一般住宅やホテルなどずっとそこに関わっていなければならないエンドユーザほどの不利益はありません。今回のサッシ不正にしても、検査制度に問題があったという面もあるので、もしかしたら業者には多少の救済があるかもしれないくらいです。
耐火なんて、性能が悪ければ例えばお金で補償があってもまったく効果が無いのに、不安は解消されず、法令が、検査機関がとたぶん責任を押し付けあって終わりでしょう。世の中そんなものと言えばそのんなものかもしれませんが、売り物を間違えちゃいけない。窓がついてりゃ良いのではなくて、いざというときの安心を、これそのものはテストしていないけれど性能を発揮出来る設定で作っていますよという信用で商売しているわけですから。
いくつかの指令
母校その1の、研究室の集まりに行ってきました。去年定年退職した教授とその教え子集団20数年分と、後任の准教授とこれからたくさん増えるはずの教え子の、縦の繋がりがあると良いねせっかく似たような研究なんだし、という2研究室合同というかなんというか、現役大学生と社会人たちの顔合わせ的な感じでした。
ある日突然分厚い封書が届き、かくかくしかじかなつもりで会を立ち上げるから各学年一人幹事を選びました引き受けていただけますかって、断れるわけ無いじゃん。そして助手から指令が届き、その通りに動くのであります。面白かったですけどね。
出席者は30名程でしたが、その分ほとんど全員と話が出来て、有意義な時間でした。欠席の場合も丁寧に返信を寄越した卒業生が多く、みんな律儀です。子供の幼稚園の行事と、本人の海外赴任または海外出張、それと東北支店や東北工場のあれこれが主な理由でした。そんなわけで40代はいるけど30代はすっぽり抜けて、若者がたくさん、あれ、私30代よね。おかしいな。
それはさておき、在学生も今年卒業したばかりの男性諸氏も、みんな若いのになんか立派だったなあ。礼儀正しくてびしっとしてました。指令そのX、適当なのを見繕って途中でスピーチさせろを実行すべく、本当に適当に目についた最近の卒業生に声をかけてスピーチを頼んだら、困りながらも引き受けてくれて、若々しく初々しく、それでいて在学生に今後の希望を持たせるような挨拶をしてくれましたし、最年長お願いしますと依頼した40代の方も、営業マンらしく化学産業や製造業の未来を語って盛り上げてくれて、とても助かりました。
こういうので先生方はまた、事前の根回しなんか要らなくて当日、元学生に大雑把に指示するだけで用が済むと思っちゃうんだろうね……
で、学生の顔と名前と卒業年次と卒論の内容と勤務先をほとんど把握している助手と、学生時代と名字が違うのに「まだ結婚はしないのかね」と元女子学生に話しかけちゃう教授(笑) ほんとに良いコンビです。
帰りに、独身女3名でちょっとお茶して2時間もおしゃべりしてました。あの大学の近くにこんなおしゃれなカフェみたいなパン屋みたいなものが出来るとは。きっとメインの顧客である学生は平日に来るのでしょう、けっこう空いていましたが、ひとりで勉強をする男性や、女性ばかりのグループなどがおりました。こちらも女性3人ですが、喋っている内容が、「だから電極っていうのはさー」だの「溶接するときに不純物あると火花すごいよね」だの、女性のみの会話としてはたぶんあんまり一般的じゃない感じでした。
じゃあまた来年ねー! と別れましたが、もしかして来年も幹事ですかそうですか。ううう。しかしながら、前回の退職記念パーティーでも思ったけれど、卒業生が集まるだけで教授がものすごく嬉しそうで楽しそうでご機嫌で、誰も行かなかったら悲しむのだろうと思うと、いそいそと足を運んでしまうのでしょう。
とは言え、今日の3名はきっと来年も教授に「いやあ、きみたちがいまだに独身なのがねえ、僕は心残りなんだよ」と言われること請け合いです。
コーヒーは250円だったかな、安かったからやっぱ学生向けかと思います。ジェラートもあり、私はアイスの実力はバニラで測るものだという持論のもと、バニラとチョコを注文しました。アイス1つで300円、2個で350円、どういう値段設定なんだか。2個めのアイスの存在が軽すぎる。
後輩はヨーグルトとマンゴーを頼んでいました。バニラは濃厚でミルクの味もしっかり、チョコは甘いがしつこすぎずあっさり、ヨーグルトはかすかにヨーグルトの味はするが主張が足りず、マンゴーは主張し過ぎ。全体的に美味しいですが、マンゴーを最初に食べるのはお勧めしません。他の味が全部分からなくなると思います。
そうそう、東横線の横浜から白楽までは相変わらずジェットコースターに乗って最初の段々上がって行くところみたいな感じで楽しい。渋谷方面から横浜までは、急行に乗っていると猛スピードでトンネルに入って行くところがジェットコースターみたいで楽しいので、いつも先頭に乗ってしまいます。
ある日のことでした
外へ出ると
野球のボールがひとつ
足元に転がっていました
それを拾って
きょろきょろ
きょろきょろ
グローブを嵌めた手を振る
若者の姿が複数、目に入りました
わはははは!
剛速球にビビるんじゃねーぞ!
ストレートの握りを見せつけ
振りかぶって思いっきり投げた球は
4トントラック1台分ほどで
ぽてん
ころころ
結局彼は走ってボールを取りに来ました
「ありがとう」の声に力なく手を振り
とぼとぼ去りながら
ちょっと胸を撫で下ろすのです
良かった、とりあえずまっすぐ行って
背後からは
パアァン
パアァンと
小気味良いキャッチボールの音が聞こえます
ああ、井川の真似でもしてみれば良かったか
しばし悔いる昼下がりのうららかさ
柔らかな日差し
なんとまあ平和であることよ
ところで
肘が痛いんですが……
ついでに左の脇腹も
富士山ぐるり
最後の高速1000円だからと彼氏が出かけたがるので、6月5日(土)にちょっくら富士山周辺をうろついて来ました。最初の目的地は、JAかながわ西湘が運営している朝ドレファーミです。JAかながわ西湘でしか売っていないらしい、梅ジュースの購入をするためです。もっとも、この目的は直売所を出てから聞かされました。
このとき彼が、野菜なんか今買ってもこれから出かけるのに、傷むぞ良くないぞと言うので、保冷バッグあるけどと答えたらやたら驚いていました。しかし、数日前に「もし小田原へ行くなら干物屋と蒲鉾屋に行くから冷え冷えバッグが必要だぞ」と言っていたのは彼です。素直に従っただけなのに。
用意が良すぎる、抜け目のないうさこ好きめ、とわけのわからん悪態をつきながらも「ただの池だが見るか」と言い出しまして、見たいともどうでも良いとも言っていないのに忍野八海に連れて行かれました。私はここは初めてでしたので、なかなか面白かったです。池ね、確かに池だわな。でも、ただの池にしては深い。天然記念物なんだぜと主張する表記の近くは浅いようで、底に水草が生え、水の色も無色透明でしたが、富士の雪解け水だぞと主張する表示のあたりは青色だったので、恐らく赤や橙の光が届かない深さなのでしょう。具体的にどのくらいか忘れましたが。物理の授業はいつも中途半端な知識を私に残します。とにかく、長いほうの直径が4メートルくらいの楕円で、その楕円の端と端でそんなに深度が違うのはすごいもんだと思いました。
写真をあれこれ撮りましたが、逆光になったり水面に他の観光客が映り込んでしまったり、肖像権的にもホイホイ出せない感じなので、心にしまい込みました。だってほら、不倫旅行の現場を激写していてアリバイ写真が無駄になったなんてそんな言いがかりつけられたりしたら困るじゃないですか。この写真をきっかけにうちの娘にストーカーが、とか。
奇麗は奇麗なんですが、彼が言う通り「ただの池」ですから、海みたいに水面の動きが色々あるわけでもなし、15分も見ていれば飽きます。私がしゃがみ込んで真剣に魚の鱗を数えてみようと思ったところで、たくさんのお客さんを連れたガイドさんが来て「皆さんどうぞー」って。落ちるかと思った。池に。どうぞって言われたからって、そこにいる人間をどかしていいわけじゃないでしょうに。あと、中国語っぽい言葉の少年が走り回っていて何度もぶつかって来て、親は知らん顔とか。ああもう観光客ってさ……いや、私も観光客だった。ご同様ですか、おお嫌だ。
そんな私の心境の変化を察したのかどうか分かりませんが、「ただの池」に3度目の彼は、こないだと色が違うな程度で感激は薄く、豆腐を買いにいくぞとさくさく駐車場へ戻っていきました。しかし、来るときとはルートを変えて、水路の側を通り抜けました。
買いに行った豆腐屋は豆ふの駅・角屋豆富店です。豆腐の「ふ」が「富」になっているのがしゃれてますな。こちらでは、試食の上で購入出来ます。出ているほとんどを試食出来るようですね。これは助かります。そんなビックリするほどの値段ではないとは言え、一味豆腐なんて、試食無しで買うのは冒険ですから。ゆずも一味も紫蘇も胡麻もおいしかったですよ。ただ、1丁食えと言われると、好みの問題で難しい種類もあると思います。辛いの苦手とか、味付きは苦手とか。
参照URLの、お店の外観の写真、建物の左下に「水」とありますが、このお水は貰って帰れます。タンクをいくつも持って給水しているひとが何人もいました。東北のニュースでよく見る光景に似た感じです。私は、500mlビタミンウォーターの残り数センチを飲み干し、ちょいと給水じゃばじゃば振って飲み干す×2のあと、満タンにして一本持って帰りました。
豆腐は、別にやたら高いというわけでもないのに、にがりの味が余りしない、大豆の味が濃い、美味しい豆腐でした。問題は、帰宅したらスーパーのいわゆる普通の安い豆腐の冷や奴が、たくさん食卓に並んでいたことですかね。
親との連携が悪かった。しょうがない。
豆腐を買って、もう終わりかと思いましたが、「白糸の滝は見たことあるか」「あるよ、たしか子供のころ」「……もう帰る」「いやー、見たいなあ、白糸の滝ー(棒読み)」「そんなに言うなら連れて行ってやるのだ」というやり取りの末、白糸の滝を観に行くことになりました。途中に寄った「道の駅 朝霧高原」のこけももソフトクリームは美味しかったです。
忍野八海の近くには、フラワーパークがあるとかで、そこのチューリップソフトも美味しいのだと彼は言っていました。こけももソフトの味を少し薄くした感じで、アセロラっぽい感じらしいです。想像つきません。
道の駅を出てわりとすぐのところに、パラグライダーのスクールがあって、一日体験も出来るようでした。駐車場が広かったので勝手にお邪魔し、丘の斜面からぽわーんぽわーんと飛んでいる様子を30分ばかり見学しました。K点越え! とか適当に実況しながら。斜面に沿って下まで降りてくるので、ゆっくりとしたスキーのジャンプ競技に見えるのです。あれはあのパラシュートを背負って丘の上まで上がるのが大変そうですね。かなりの重労働でしょう。いや別に労働じゃないのか。重趣味??? なんだろ。
丘に登らず、平らな地面で練習しているひとの様子は、凧揚げみたいな感じでした。でかい凧揚げ。それでも、体の正面でやっているときはたくさんの糸を操っていてマリオネットでもやっているようでしたが、飛ぶときはパラシュートは背面側ですから、それに合わせて背中をチラチラ見ながら糸を操っている様子は、そろそろラストスパートしようかと思うんだけどどうしよう、というときの長距離ランナーのようでした。円谷幸吉には向かないスポーツですね、パラグライダー。丘で練習しているひとたちは、先生と思われるひとが後ろから支えたり抱え込んだりしていたので、ゴルゴも無理でしょう。
白糸の滝は、シーズン前なのか、まだ滝の正面のお店はオープンしていませんでした。水量が多く、あんまり糸っぽく無い感じ。どかどか落ちて来ていましたので。私は滝は好きですから、けっこう飽きずに眺めていましたが、近くに三脚やらレリーズやら、ものすごく本格的に撮影する気満々なひとが集まって来たので、退散しました。お互いだいぶお腹が空いていて迷いつつも、東名の渋滞が嫌なのでそのまま帰りました。ナビの真っ赤な表記が少しずつ増えて行くのを見守りながら、本格的な渋滞の手前で高速を降りました。
「1050円です」とのこと。高速1000円の恩恵よりも、富士山周辺の有料道路の、無料化社会実験のほうがよほど有り難みのある道行きでした。
で、帰宅する頃に気がつきました。ヒマで静岡行ったなら、ガンダム見てくれば良かったじゃないのと。
こないだANAで、行きも帰りも客室乗務員に「ガンダムのハガキ下さい」と頼んだしょうもない二人連れだったのですから。
え、あ、壁紙はダウンロードしましたよ。それから、ANAのガンダムは第2弾のOOがカッコいいかと思って、職場のガンダム好きへハガキを横流ししてみました。
まりーんまりーん
クオリティスタートという考え方は理解出来るし、投手の評価の仕方として目安になるものだと思うけれども、自滅でしょーってな2点と中押しの1点で、7回途中3失点ならまあまあ、というのはなんだか納得いかない気分になります。もっとも、その後7点取られてるのだから最初の2点なんてあってないようなものですがね!
6月11日(土)は、QVCマリンフィールドに行ってきました。カープ戦です。私の中で、とりあえずの今シーズン最終現地観戦です。何故とりあえずか、それはほらCSとか日本シリーズとか、あるじゃない。無いと思うけど、あるじゃない。
ちなみに結果は1-10で千葉ロッテの勝利です。いわゆるボロ負けでした。いくら私がロッテの渡辺俊介投手をわりと好きだとしてもそれなりにショック。サブマリン好きとしては、完封でなくてもったいないとも思うし、10点も取られた側としては一矢報いることが出来てほっとしたという感じです。1点とか2点だったら、2安打すらももったいないと思ったことでしょう。10点はやるせない。
さて、国技館に心を奪われていたころ、私は抜け目無く11日のビジター応援席を購入していたのですが、諸事情により内野に変更となりました。愚かな同僚が外野席を入手出来なかったので譲ったのです。まったく連中はナゴヤの教訓をどこにも生かしていない。全席指定のナゴヤドームで、直前まで行くか行かないか迷っているうちにビジター席が売り切れ、普通の3塁側外野席の中日ファンのど真ん中で孤立して辛かったと言っていたのに、今回も直前になって手配しようとしたらビジター席売り切れちゃったって。馬鹿め。私の彼氏も、知恵を付けろ、学習機能が無いのか、と言っていました。
しかし優しい私は連中が代わりにと購入した内野席と交換してあげたのでした。何故なら私も彼も騒がしい応援はあまり好まないからです。ただ、周囲があんまりロッテファンばかりだと、場違いな感じがするので、ビジター席以外はホームのファンで埋まっていると予想して、ビジターを取っていただけなので。
結論から言えば、心置きなく応援するならやはりビジター席、赤い皆さんに囲まれて、わりとまったり観戦するなら外野寄りの内野席、ですな。私は内野で十分。1階も2階も行けて楽しいし。私は観戦に行っているのであって騒ぎに行っているわけではないし。
QVCマリンフィールドは去年まで千葉マリンスタジアムという名前でしたが、今年からネーミングライツでQVCマリンフィールドと呼ばれるようになりました。おかげで場所が変わったのかとか、建て直したのかとか余計なことを考えてしまいました。作りは、わりと昔ながらの球場と同じです。内野席にぐるりと2階があるのがちょっと違うと言えば違う感じ。屋根があるので、そこは雨でも濡れないような、風が強い球場なのでそうでも無いかもしれない。私が2階席にいたときはけっこう吹き込んできました。最大の特徴は、風向きと風速がバックスクリーンに表示されることです。
開場は12時試合開始は14時なので13時くらいに行けば良いかと思っていましたが、前日入りして場所取りしてくれた———チケットの件で思うところがあったようです。せっかく譲ってもらったチケットだからなるべく良い席に行こうとか内野でも良い席に行けるようにしておこうとか———同僚に合わせて11時過ぎには海浜幕張駅に到着しました。神奈川県内では降っていた雨も、私は途中から地下鉄だったのですが地上に出たらすっかり上がっていました。西船橋では晴れ間も見えていたのに、南船橋ではかなり強い雨が。現地にいる同僚にメールしたら、ずっと降っているとのこと。人工芝だし、前日に試合が無くてシートをかぶせっぱなしに出来るとは言え、ちょっとどうかなあと不安になりました。
先に到着したらスラィリーと遊びに球場へ行っていると言っていた彼が、駅でチーバくんに夢中になっていて、結局一緒にシャトルバスで球場へ向かいました。しとしとと、強くは無いが傘無しではいられない程度の雨がずっと降っているまま、無事球場で同僚と合流して開場を待ち、開場とともに入場。
入ってすぐの感想は、神宮みたいな感じ。節電の影響か少し暗く、神宮よりは広いけれど球場の形に合わせてぐるりと囲むようにお土産屋さんやファストフードなどの売り場が並んでいます。内野のチケットでは、内野部分だけしかうろちょろ出来ず、外野のチケットだと外野と内野の両方をうろつけますが、スタンドへ入るにはチケットの提示が必要です。お高いシートもきちんとチケットの提示が必要なので、チケットホルダーはあると便利でしょう。雨ならますます、チケットはよれよれになってしまいます。
まずは内野の1階席に行って、前の方かつ通路すぐでフェンスが目の高さに入らないところを探して席を確保。雨だし試合前に食事をしたいので、持参した雑巾で椅子を拭いて東京都指定ゴミ袋を被せ、赤いカンフーバットを置いてカープファンよと主張し、邪魔な傘を置いてお土産や昼飯を漁りに。
まえけん弁当や生もみじ、カープびいき うまいじゃろ等、広島戦に合わせて展開していた商品や、ちばもつ煮込み等ご当地メニュー、そしてロッテリア。おお、これが噂のサブローバーガー! でもサブローは故障中なので、ホームランを打ったら360円になるのはまったく期待出来ません。本当は360円で利益が出る設定なのに、お楽しみ感を出したいがために球場マジックでお高い設定にしておいて、ホームランのときだけ360円とか、そういう思惑だったら感じ悪いなあと、お前こそ感じが悪いと言われそうな想像をしました。そうそう、サブローバーガーと佐世保バーガーは語感が似ているね。
土曜出勤を断って来た手前、お土産無しは気まずいだろう、10連敗で止まったときに「良かったなあ、見捨てずに応援していれば1度くらいは勝つもんなんだぞ」と声をかけてくれた横浜ファン———その「見捨てずに」とか「1度くらいは」に目頭が熱くなりますな———の上司ですから、無難に千葉グッズを買わねばと、マリーンズのクッキーを買っておきました。横浜とロッテの対戦成績、知りませんが。
あれこれ見ていたのですが、雨の中、席に戻って食べられるわけでもないので、フードコートで腹ごしらえしました。それから、とりあえず2階も全部見てみようと、2階へ行ってみました。2階は2階でグルメもいろいろあったのですが、もうお腹いっぱいだったのと、階段がけっこうキツかったのでスルーです。2階は屋根があるので濡れずに済む席もあり、とりあえず誰もいないあたりにどっかり座って一休みしました。
2階席は景色が良かったです。1階席より風が強かったですが、椅子が跳ね上げ式でないのでスクワット応援向きでしょう。背もたれが小さいので寄りかかれないのが難点ですが、雨に濡れないのは良い。風が強い分、少し寒いけど。
そんな感じで彼氏と寛ぎながら、外野にいるはずの同僚にメールで状況を確認したりスタメンについての意見交換等をしたり、のんびりしていたら試合開始まで後30分。周囲を見渡すと、いつの間にか人が増えていて、気がついたらお湯が煮立っていた的な。このまま2階にいついてしまう———1階に置いてあるものはビニール袋とカンフーバットと傘であり、雨天という状況でもし盗まれたとして困るのは傘のみだった———か、1階に戻るかしばし迷い、どうやら周囲はロッテファンが多い感じなのでとりあえず撤退しました。彼氏は対戦相手チームのファンが多い状態だと、スラィリーや坊やのハンドパペットで遊ぶのは気が引けるそうなので、嫌がるのです。ナゴヤでは中日ファンの真後ろで坊やと遊んでいたくせに。
一度1階の様子を見て、雨が酷そうだったら2階に移転しよう、場所はなるべく外野寄りで、とせっかく確保した1階席を放棄する選択肢を持ちながら1階へ行ったら、なんとか雨が止んでいて、しかも確保した席の周辺はものすごく混んでいて驚きました。せっかくだからこのままここで見るか、と席をもう一度雑巾で拭いて、東京都指定ゴミ袋に荷物を入れて足下へ。さすがに椅子の下は無理ですが、抱えているよりはずっと楽です。ビールも頼み易いし。そのビール、値段は同じなんですが、ヱビスと一番搾りとで紙コップの大きさが全然違いました(笑)
で、札幌のときと同じように、相手の応援に驚いたのよ。
なぜ、千葉ロッテマリーンズの公式サイトに、立ち上がっての応援は云々と細かく書いてあるのか、よーく分かりました。ロッテの応援は、どうやらずっと立ちっぱなしでやるようです。しかも、ぴょんぴょん飛び跳ねているのです。内野の2階席でも。あそこ、場所も高いし傾斜もけっこうあるので、飛び跳ねるのなんて怖いと思うんだけど。
ロッテの応援は手拍子が多く、鳴りものはあまり使わずドラムでリズムを取っていきます。それで、飛び跳ねながら歌うのね。すげえ体力。飛び跳ねながらなのに全体で聴くと途切れ途切れな感じにならず、きれいに聞こえます。なんと言っても10-1ですからロッテの攻撃、長い長い。おかげさまで、特徴のある応援歌をいくつか覚えました。短調が多いのが、渋い感じ。日ハムもそうでしたが、パ・リーグは短調の曲が多いのかしら。面白い。
一番感心したのは、DHで出ていた神戸! 神戸! 神戸! 神戸! で外野席が4分割されてウェーブっぽく、あれは手拍子なのかなあ、やるのです。20年近く前は、ハマスタや神宮ではウェーブがあったと思うのですが、今はああいうのはやらないのですね。私が球場へほとんど行かなかった高校3年生くらいから会社員2年めくらいまでの間に大きな変化があったのでしょう。良く知りませんが。広島も、その間に子供のころに見たしゃもじがスクワットになってましたし。
飛び跳ねない応援もあり、違いがいまいち分からないものの、ロッテは公式サイトにも選手の応援歌がキッチリ載っていて、統制と言う意味では日ハム以上でした。
カープのスクワット応援もかなりの運動量でしょうが、あんなふうに飛び跳ねながらずっと歌っていたら、さぞや疲れることでしょう。土日両方応援しまくっていたひとも多いかと思います。すごい体力。カープの攻撃はやたら短かったから、休むヒマも、ちょっと腹ごしらえも、なかなか出来なかったはずです。しかし9回まで声量があからさまに落ちるということもなく。
試合内容はボロ負けですから、愉快なものではありませんでした。弱いと言うより、ヘタクソ。ボークもあればエラーも出る。バントも決まらず、盗塁は失敗。走塁の判断も悪かった。満塁ホームランを打たれた後の投手の緊張感の切れ具合も酷いものでした。札幌ではヘタクソとは感じなかったのですが、今日はヘタクソだなと感じました。こりゃ勝てないよ。近くの席の少年も寝ちゃったし、私の彼氏も坊やとスラィリーを抱っこしたままうとうとしていました。ビール2杯飲んで、雨が上がって少し暖かくなって、腹もくちく、試合がつまらないとなれば寝るよね。
ただ、渡辺俊介投手は好きなタイプの投手なのでそれは楽しみました。スピード表記を見ていましたが、何球も続けてきっちり92キロだったかと思えば120キロくらいのストレートで決めてくる。最速150キロとか注目されますけども、配球次第で手も足もでないようなピッチングが出来るのですね。9回は少し乱れましたが、まったく見事な投球でした。素晴らしい。9回はきっと完封を意識して固くなったのでしょう。すぐマウンドに集まって声をかけていた、内野の気遣いも良かったです。
いやもう、ほんと脱帽としか言いようがないですね。
不満があるとすれば周囲のカープファンですね。再三好捕し、満塁ホームランを打った大松外野手、彼はレフトの守備ですから3塁側内野のすぐ近くにいまして、彼がフェンスギリギリのファウルを捕ったときも、普通のフライを普通に捕ったときも、「落とせよ!」とか叫ぶんですよ。なんて品の無い。
先日はホークスファンが「9連敗」と試合後にコールしたとかで少々もめたそうですけど、事実に過ぎない9連敗をコールされて怒るくせに他球団の選手には「落とせ!」と叫ぶ、もちろん同一人物では無いでしょうが、同じくカープファンと括れば、他人の振り見て我が振り直せと、思います。応援しているチームへの、愛あるヤジならまだしも、他の球団の選手に怒鳴りつけるように叫ぶ、近くにいて非常に不愉快でした。
近くにはロッテのユニフォームを着たひともいました。彼の気持ちを想像すると悲しくなりますね。ご本人は友人らしいカープのユニフォームを着た男性と肩をぶつけながら楽しそうに観戦していて、満塁ホームランに立ち上がって大喜びし、頭を抱えている周囲のカープファンに気付いて慌ててちょっと頭を下げながら座る、そんな控えめな態度でしたが、態度の悪いカープファンの声は耳に入っていたはずです。好きで応援しているのだから、他人を不愉快にさせるようなことをどうしてするのか、理解に苦しみます。
また、9回に1点入れたところでビジター席は大騒ぎ。待望の1点、完封は免れたという喜び、あったと思います。しかし、あのやけっぱちのような大騒ぎは、10点取られていてつまらなかった試合の、鬱憤を晴らしているとしか思えない感じでした。そりゃあ9回に一矢報いた選手たちの気合いと根性はちょっと嬉しかった。それでもあんなに大騒ぎするようなことかというか、なんかちょっと冷めちゃいました。今を逃したらもう騒ぐとき無いよ! という雰囲気もあり、飲んで騒ぎたいだけなんじゃないのこのひとたち、といぶかしく思いました。
そうだ、球場にもひとつだけ不満があって、内野席の1階の上のほう、2階との間に電光掲示板があるのですが、あそこにはフォアボールだの三振だの流れるのです。これがものすごく目がチカチカするし、まぶしいし、酔う。あれはダメ。
いやあ、ロッテも千葉に移転して良かったねえ。もう20年だものねえ。もうすっかり千葉で愛されて千葉の顔になっている。と、こないだの札幌と同じような感想になってしまいました。
ところで、チーバくんの着ぐるみは貸し出しがされているのですね! チーバくんはいつも同じチーバくんではなく、「ナカノヒトナドイナイ」とか、ドアラみたいな個性とか、そういうのとは無縁なのね。着ぐるみはいくつくらいあるんだろう。夢が壊れるよ千葉県公式サイト。チーバくんの日記はチーバくんが複数いるのにどういうことなんだ!
いやでもあれだね、「チーバくんの中の人はアリバイを主張しているが、その時間海浜幕張駅にいたのは別のチーバくんだ!」みたいなのはアリだな。着ぐるみって時点で中の人がアリバイを主張するのは難しいだろうけど。ああ、複数の中の人と複数のチーバくんで斬新な入れ替わりのトリックが作れるかもしれない。どうしよう。
どうもしないが。
新たな夢を見始めました。ありがとう千葉県公式サイト。
それは21時
昨日は、なんでか残業しないで帰るひと多いなーと思ったらサッカー観たかったんだって。21時まで残業していたひとは横浜線でえらいめに遭ったらしい。可哀想に。私は19時過ぎに出て正解だった。
で、今日もなんでか残業しないひとが多かった。明日健康診断だから早く帰らないと夕飯抜きになってしまうからだって。遠いひとほど早く帰った。道理だね。
私は以前、すっかり忘れてジムに寄って、走ったり何だり23時くらいに風呂上がりで帰ったら、もう明日の昼まで飯抜きと気がついて、というか、22時くらいにスポーツドリンクをがぶ飲みしたのを思い出し、あーこれ血液検査無いから良いけど(良くない)ひどいもんだわ、ということがありました。翌日は午前中、めまいとふらつきでヨレヨレしてました。ものすごく反省したので今日はジムへ行きませんでした。
東京都が、勝手にサマータイムをやっています。通常5時台の電車に乗っている私としては、もし当社もやるぞと始業を1時間早くされると始発で行っても毎日遅刻でしか出勤出来ないので、たいへん困ることになります。うーむ。電車もやってくれないと。
ただ、みんなでサマータイムだと、オフピーク通勤になってちょっと快適というメリットが無くなってしまいます。早起きした上にいつも通りの通勤ラッシュでは切ないばかりではありませんか。
私は毎日オフピークしているので、あちこちで勝手にサマータイムをされるといつもの時間がラッシュになってしまって、これまた切ない事態になります。
まあでも、サマータイムというか、夏の早起きは良いですよ。涼しくて。早起きは良いですよほんと。最近は3時半くらいに目が覚めますね。これもう年寄りですかね。
黙って俺についてくるな気味悪いから
色々書きたいことはあるのですが、時間が無くて書けません。twitterはわりと気軽に書けるのでついつい発言しています。そうするとそれなりに調べてちゃんとした文章を書かねばという気持ちを一応持っているブログはなかなか更新できません。自分でハードルを上げているのでしょうか。それとも気軽な短文ばかり書いていて、文章構成等が下手くそになっているのでしょうか。下書きが溜まり、時事ネタは時期を逸し埋もれていく。あーあ。せっかく書いたのに。
140文字で言いたいことを全部書き切れるわけ無いじゃんとお互いに思っていそうなtwitterでは、行間どころか語間を読んでなんとなく察する———これは「空気を読む」とは違うと思う———とか、挨拶や丁寧語が多少抜けていても文字数削減のためかなとか、細かいニュアンスまで伝わらなくて当然と私は考えています。だからちょっとしたことでもツッコミを入れたり質問をしたり、誰かからの反応に応えたりしやすいのです。しかしブログは好きなだけ書けるので、調べられることはきちんと調べたいし、参照出来るものを紹介したり、URLを載せたり、引用できるものはしたいし、などなど欲張り始めるときりがありません。言いたいことを言い尽くせないtwitterのストレスを、こっちで解消しようと言う気持ちもあるのかもしれません。あんまり意識していないですが、ああこれは長くなりそうだからブログにしよう、と思うことは多いので。
でもって、書きたいことが複数あるとき、例えば1週間分をひとつの記事でどっかり更新するのは好きではないのです。一応、3つくらいまででしょ、話題は、私だったら疲れるもの読むの、と思うのであんまり長々書きたくも無いし、かといって話題が違うからと一日にいくつもいくつもブログ記事を更新するのもみっともない……やはりここは期日指定公開か。
ただ、以前それやったとき、毎日あんなにブログ更新してるならパソコンのメールの返信くらいしろって叱られたことがある。いやそのとき書いたわけじゃ……と思ったけど言い訳も馬鹿馬鹿しくて、どう対処したのか忘れましたが。予告すれば良いのかしら。
今ある下書きは、twitterにおける140文字で書き切れるわけ無いじゃんを前提とした発言の解釈について、140文字の限界を知って発言の語間を読むのと、空気を読むのは違うと思うという話と、先週とそれより前のマガジン(時期がずれ過ぎている)の感想とかツッコミとかと、札幌旅行の食べ物の話と、5月技量審査場所千秋楽の感想と総括、これがまた時期がずれているので名古屋場所正常開催ってどうよという話をさらに追加、それから不謹慎にも『沈黙の艦隊』で原子炉停止してみんながほっとしていたシーンにあれこれツッコミ入れてみた件、無謀にもリーダーシップ論の持論、そんなところでしょうか。見事にバラバラというか、節操無いな。
明日は、僕にとって最後の高速1000円の機会だ、遠出するかという彼氏の提案に対して「マツダ!」と答えたところ、何かがあって神奈川県内の松田に行くことになりました。どうやら農協の直売所があるようです。横須賀にも最近出来たのですが、そっちは行かないみたい。良く分かりません。