割引美人

妄想と事実を区別せず遠慮なく垂れ流し

シャーロックホームズ2

2012.03.11 Sunday[22:07] 感想 - -

 観ましたよ。3月10日(土)に。
 正式なタイトルは「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」です。公式サイトの「最新情報」はfacebook→http://www.facebook.com/sherlockmoviejp に繋がります。
 1作目を観に行った友人の経済学者と一緒に行きました。1005からの上映で、念のためチケットを買っておくかねー、まあどっちでも良いけどねー、きみに任せるよとやややる気の無い経済学者に、そっちから誘ってきたんじゃねーかと少々むっとしつつ、オンラインで座席を確保しておきました。10日は109シネマズの日で誰でも1000円なので、今回は109で観ることにしました。
 109シネマズ良・席・予・約は、手数料も無く会員登録も無くチケットの購入が出来るのでたいへん便利です。ワーナーマイカルシネマズe席リザーブは、チケット1枚(1席)あたり100円の手数料がかかるので、ケチケチな私は利用しにくいのです。手数料の上限額は200円ですから、家族連れやグループではそんなに負担ではないかもしれません、私は一人か二人でしか行かないのでせっかく1000円の日なのにーと思ってしまいます。もっとも、良席予約は3日前からしか購入出来ませんが、e席リザーブは1週間前から買えるので、それがメリットだと思えば100円は痛くないでしょう。TOHOシネマズのvitも手数料がありませんが、こちらは2日前からしか購入出来ません。

 3月10日は朝から小雨が降っていて、地下鉄に乗れば良いのに、見えている場所に行くのに何故地下鉄、と思って歩きました。10分くらいですね。でもCat'sシアターが出来てからは見えにくいの。途中で、「あの、109シネマズはどっちへ行けば良いのでしょうか」と尋ねてきた男性がいました。徒歩10分なのに草ぼうぼうの空き地ばかりでで建物が見えなかったらそりゃ不安になるでしょう。
 1015くらいに劇場に着いたら、チケット売り場はディズニーランドかと思うくらい、混雑していました。ここで事前にチケットを用意していた私の判断を友人に褒められました。あんまり嬉しくない。誰でも1000円、土曜日、ドラえもん公開中、が家族連れがわんさかいた理由のようです。そしてホームズは初日。混むわけです。
 彼は映画だからねとポップコーンを購入していたので、せっかくだからドラえもんのやつを買ったらどうだと意見してみましたが、彼の甥や姪は公開してすぐに観に行ったそうです。そのドラえもんのポップコーンのケースも既に入手しているとのことです。さすがだな。この頃、私はコナンくんの映画を観に行くか迷っていました。結局行っていません。黒服の男達がなんともならんのだろうと思うとあんまり気持ちが動かず……

 私は公式サイトを観ないで出かけており、友人が登場人物にアイリーンがいなかったので2作目には出て来ないのだろうと言うからそのつもりでいたら、普通に出てきたので拍子抜けしました。なーんだ、だったらちゃんと登場人物として人物紹介しておけば良いのに、あれ? 死んじゃった……? というあっさりしたものでした。帰宅して確認したらちゃんと紹介あったし。しかし、あれは死亡が確認されていませんから、次回作で出てくるかもしれませんよ。原作では「ボヘミアの醜聞」にしか出て来ないはずの彼女があれこれ暗躍しているのですから彼女については何でもアリです。
 前作の流れから、モリアーティ教授が主体であろうことは分かっていたので、当然ながら最後はライヘンバッハの滝であるはずです。いくらなんでもそこを変えるわけはない。そういった点では非常に安心して観られる映画でした。さあさあどうやって落ちるのよ。
 などとのんきに構えていたら、マイクロフトの全裸にしてやられました。全裸。もうしっかり全裸。しかもたるんでる。お腹出てる。お尻垂れてる。おっさん。素晴らしい。おっさんの裸。うふふ。個人的にもっともおすすめのシーンです。
 さて、今回のヒロインはアイリーンではなくて謎のジプシー、シムであるようです。観賞後の私の感想は「若いころの八代亜紀」、友人の感想は「浅野温子の若いころ」でした。まあそんな雰囲気の女性です。若いころ、ではない女優を選ぶなら米倉涼子だろうと合意に達しました。アクションシーンはなかなか。ダンスのシーンもぐるぐる回るカメラワークがスピード感溢れていて良かったです。
 ホームズとワトソンのやり取りとして、これは面白かった! というのは無いなあ。出た死んだのわりとアイリーンの印象が強かったし。砲台をあれこれやってみるとことはコミカルで面白かったです。あと、医者らしい活躍を見せるワトソンは萌え。あの薬で蘇っちゃうのはやり過ぎ。滝から落ちたけど生きてましたテヘ、だってバリツだもん、と良い勝負です。
 前作に続き、ちょっと時間を戻ってその場面を違う角度で見せる、という手法が使われているのでぼんやり観ていると時間の流れについていけないときがあります。でも、マイクロフトの裸で目が覚めるよ! 全体的にマイクロフトが大活躍しています。花嫁を迎えに行ったり。

 モリアーティ教授は、前作では小さい銃を持っていましたが、2作目ではそれがありませんでした。なんででしょうか。気になります。でかい銃はあちこちで出てきてぶっぱなしまくりだったのにね。
 あれでもしモリアーティ教授関係が終わるなら、第3作目はいったい何がネタになるのでしょうか。時系列で「空き家の冒険」だの「犯人は二人」だのやるのだとすると地味すぎるでしょう。ああでも「犯人は二人」だと、全力疾走するワトソンさんが見られるのね。楽しみです。

ハリー・ポッターと死の秘宝part2

2011.09.04 Sunday[19:14] 映画 - -

 7月18日(月)に、映画「ハリー・ポッターと死の秘宝part2」を観ました。同行した友人と帰りに一服した際、感想は言っちゃったしtwitterでも少々発言したので、改めて語ることはあんまり無いような気もするのですが、感想というかツッコミを少々述べてみます。これから観るひとの参考にはたぶんなりませんが、自分のための記録として。
 以前、自分メモとわざわざ書くけどほんとに自分メモなら公開しない、自意識過剰だというような発言をtwitterで見かけ、いやいやそういう言い訳みたいなことをやっているうちに本当に自分用メモになっていくものだよと思いました。他人が見ることを意識すると多少は分かりやすく書きますから後で自分が見たときにもちゃんと分かりますし。私の場合、手帳にメモした単語の羅列なんてまったく役に立ちません。それに、ブログに書けば、どこに書いたか分からなくなるという問題が解消されます。これも大事です。というわけで公開自分用メモというのはわりとメリットがあると私は考えています。この記事もそのうち、ハリポタの最終っていつ映画やってたっけ? というときにでも私の役に立つことでしょう。
 さて、せっかくですから基本情報から。映画『ハリー・ポッターと死の秘法』は7月16日(土)から公開されており、監督はデヴィッド・イェーツで総制作費$250,000,000、3Dと2Dの両方です。我が家から最寄(自転車5分)のシネコンは2ヶ所あり、吹き替えの3D、字幕の3D、字幕の2Dの3種類の公開と、3Dのみ字幕と吹き替えの2種類の公開と、立場が分かれました。これはなかなか興味深い点です。個人的には他のシネコンも調べてどこがどんな勝負に出たのか眺めてみたい。

 さて、2部に分けただけあって、あちこちを省くことは無くそれなりにきちんと分かり易くストーリーが述べられていました。原作の(つーか翻訳の)表現だと分かりにくいところも映像にするとあんな感じかと思うくらいにはちゃんと描かれています。どこらへんが私が原作で分かりにくかったかというのは具体的にあんまり出て来ないのですが、学校にみんなで攻めて来たところなんかは、なるほどねーと思ったところが色々ありました。
 そうそう、あの学校に死喰い人がたくさん攻めて来たシーン、崖の上で勢揃いしているのがイナバ物置のCMみたいで緊張が切れます。せめてこう、「天と地と」みたいな感じであって欲しかったけれど。
 セブルスの純愛っぷりが、どうにもストーカーっぽかったのがちょっと不満です。もっとキモイ少年だったら、ますますストーカーだったじゃないですか、あれじゃ。ちょっと可愛い少年だから、純愛っぽいですけど。いやもう、ほんと、セブルスはリリーに人生狂わされてるものねえ。思わせぶりな女、という受け取り方も出来ると思うの。

 全体としては、原作でヴォルデモートとは何かというのが説明されたときに私が思った、「なんだお前が黒幕か」が、あんまりしっかりちゃんとそういう感じでなかったので拍子抜けしました。
 どう考えても、ダンブルドアがトムに対する教育を失敗したのが、あの大騒ぎの原因じゃん。ダンブルドア本人から、ホグワーツの生徒だったが、まっとうな大人にしてやれなかったという主旨の悔恨が、正体が判明したころにありました。それで私は、おいおい校長が黒幕かよ、自分の失敗の尻拭いを知り合いの子供に押し付けてるだけかこのじじい、と思ったわけです。
 だから原作を読んでいても、いつ、ふざけんなこのくそじじい全部てめえのせいじゃねえかよおおおおおと、JOJOもびっくりな感じになるとずっと予測していて、そうではなかったから驚きました。セブルスが校長に対していまいち素直に従う気になれない感じだったのも、リリーが死んだのはダンブルドアのせいだと少なからず思っていたからではないでしょうか。
 トムは寂しかっただけではないか、褒めて欲しかっただけではないかと思うのですが、才能のある子を伸ばしてやれなかった、しかも不良少年→チンピラどころか悪の親玉にまでしてしまったというのは、ホグワーツの教育方針というか直接関わったダンブルドアのやり方に、大いに問題があったのではないかと思わざるを得ません。もちろん、学級崩壊だのなんだのの原因を担当教員の責任だけと思わないし、学校全体として取り組むべきですが、なんかほんとちゃんとやったの? とたいへん疑問です。その後どんだけ改良があったのか知りませんが、セブルスの様子や、ドラコのことを考えても、あんまり変わってないのでは? イギリスのああいう全寮制の学校で、寮ごとの対抗心を煽るのが一般的だとしたら、あんなものなのかもしれないですけど。
 それにしたって、ドラコが段々とヴォルデモート陣営に引っ張られて行くのを分かっていて駒として使っている雰囲気のあるダンブルドアは、お前ほんとに教育者かよとしか。

 内容はともかく、映画でこうなっててすげー! みたいなのは特になかったですね。
 ただ、最後の最後まで、マルフォイ両親が本当に息子を大事に大事にしているというのは良く伝わりました。息子を連れて去って行く後ろ姿は良かった。乗る馬を間違えた中間管理職っぽかったルシウスも、家族第一主義のぶれない父親として面目を保ったと言えるでしょう。ハリーは自分ばっかりが苦労していて、みたいな態度で、ドラコを嫌ってたのはドラコが両親にこれでもかと可愛がられているからではないかとも思います。
 で、最後の、子供たちをホグワーツ特急に乗せるシーン、さりげなくドラコもしっかりパパになってましたけれど、相手は誰よ!

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