ボウズ無しエビで鯛と言われた
職場でホワイトデーのあれこれをいただきました。昨年は、私は葬式でしたので出勤していませんでしたが、なんだかんだで机にいっぱい用意されていたのを思い出します。混乱の中、11日に発送したらしいカープグッズを届けてくれたクロネコヤマトやら、慌てて用意したらしい同僚など、「普段通り」を心がけていたのかなあと今になって思います。私は葬式でしたので、地震は無くても日常から離れていたんですけれども。
今年の一番の大ヒットは、いわゆる「肩たたき券」みたいな感じで「あなたの代わりに広島へ行ってカープを応援してくる券」でした。自分が行きたいだけじゃん!
そんな大量のお菓子を持って電車に乗っていたら、緊急地震速報が車両内で鳴り響きまくり、緊急停止しました。
猫舌対策
退職したひとから、お礼というかお世話になった、なんだろう、記念品にマグカップ用のシリコンキャップをいただきました。ラップいらずでエコ! 飲みかけのマグカップにサッとかぶせれば、保温効果も。
とのことですが、むしろ逆です。冷めるまで待つ間にホコリが入らなくて良いです。
特に密閉出来るということも無く、上からちょっと押せばきっちり閉まるという説明が箱にありましたが、そのときは閉まるけれどそのうちただ乗っかっているだけの状態になります。冷えてくれば中の空気の体積が減って、もっとしっかり閉まる気がするんだけど、そんなことはなかったです。ここ2日間の観察の結果です。
使ったマグカップは、2007年にローソンのキャンペーンでシールを集めてもらったもの。おそらく、200ml入ると思います。ほぼ円筒型の、上から15ミリくらいあけたところまで液体を入れて、180mlほどになります。こいつにミルクと砂糖の入ったコーヒーを入れて、ふたをしてしばらくすると、最初に上からちゃんと押して密閉風味にしてあったところが平らになります。5分ではならない。その後はついつい仕事に夢中になってしまっていつも計れていません。
開けるときに上手くやらないと、キャップについた水滴がキャップを伝わってコップの外にこぼれることがあります。どうせこのコーヒーの一部だった水よ、とは思っても、キャップについた水滴がぽたぽたコップの中に入っていくのを眺めるのも複雑な気持ちになります。このあたり気になるひとは気になると思いますが、そこらへんを気にしないなら、お茶やコーヒーが冷めて適温になるまでの間にホコリが入ることを防ぐことができます。なかなか良い。
スプーンは本当に細いものしが挟めないので、かぶせた後にスプーンに取りかかるとたぶんコップを倒すことになるでしょう。
リーダー不在
職場でいつも思うんですよ。リーダー不在だな、良いのかなって。でも、別にいなくても、なんとかなるのよね、どうにかなるの。工夫次第でいくらでも。
いろんな面で、案外リーダーなんていなくてもなんとかなるんじゃいのかなと感じます。指導力のあるリーダーが必要と、政治の世界でも言われますけれども、半年やそこらでトップの首をすげ替えられるのは結構メリットだと思うのよ。
すんごいカリスマなリーダーが出て来てカルト集団みたいな国に向けてどんどん進んじゃってでも10年はトップを交代出来ない我が国の仕組みですなんて話になったら嫌じゃないですか。洗脳されきって嫌だなんて思わないのかもしれないですけど。
そんな感じのことをですね、つらつらと、レッドが無いよなあリーダー無視かい、と4色入りポストイットを見ながら思ったりします。
「いざ」が来なきゃ良い、わけではなく
「NIKKEI BUSINESS」の2011.06.06、時事深層というコーナーに、サッシの不正によりビル建築が立ち行かなくなるかもしれないという記事が載っていました。概要は、2011年3月初旬に主要企業が販売するアルミ樹脂製複合サッシが国の決めた耐火基準を満たしていないことが発覚し、再検査等の対応には7000年かかる計算である、これを真面目にやっていると現在着工している現場も止まってしまう可能性がある、この問題は法令や制度が曖昧であることも一因である、そんなところです。
最初からちゃんとしたものを作っていればそれで済む話ではありますが、2000年に建築基準法が改正され、その後あれやらこれやらで防火設備の検査基準も途中で変わっているので、色々と混乱した挙げ句新しい基準に合わないものが出回ってしまったわけです。たいていの場合、コスト削減のために基準ギリギリで設定しますから、基準や検査方法が変わればカバーしきれない部分が出て来てしまいます。
なるべく低いコストで作って、他社よりちょっと低いお値段を設定する。もしくは、他社より性能が良いですよって泊を付けて少しだけ高く売る。どこがギリギリかを知っていれば調整もしやすいものです。これも工夫。アクセサリー代わりに使うような華奢な腕時計に10気圧防水が要るか? 要らないよね? みたいな。
ただ、住宅エコポイントで断熱材が品薄になったり、法令が変わったりなんだりで、結局わりを食うのはエンドユーザです。もちろん、業者も、儲かるはずのところで儲からなかったり色々損はありますけれども、実際に住んだり利用したりするわけじゃないので。納期が遅れても、リコールでも、一般住宅やホテルなどずっとそこに関わっていなければならないエンドユーザほどの不利益はありません。今回のサッシ不正にしても、検査制度に問題があったという面もあるので、もしかしたら業者には多少の救済があるかもしれないくらいです。
耐火なんて、性能が悪ければ例えばお金で補償があってもまったく効果が無いのに、不安は解消されず、法令が、検査機関がとたぶん責任を押し付けあって終わりでしょう。世の中そんなものと言えばそのんなものかもしれませんが、売り物を間違えちゃいけない。窓がついてりゃ良いのではなくて、いざというときの安心を、これそのものはテストしていないけれど性能を発揮出来る設定で作っていますよという信用で商売しているわけですから。
ある日のことでした
外へ出ると
野球のボールがひとつ
足元に転がっていました
それを拾って
きょろきょろ
きょろきょろ
グローブを嵌めた手を振る
若者の姿が複数、目に入りました
わはははは!
剛速球にビビるんじゃねーぞ!
ストレートの握りを見せつけ
振りかぶって思いっきり投げた球は
4トントラック1台分ほどで
ぽてん
ころころ
結局彼は走ってボールを取りに来ました
「ありがとう」の声に力なく手を振り
とぼとぼ去りながら
ちょっと胸を撫で下ろすのです
良かった、とりあえずまっすぐ行って
背後からは
パアァン
パアァンと
小気味良いキャッチボールの音が聞こえます
ああ、井川の真似でもしてみれば良かったか
しばし悔いる昼下がりのうららかさ
柔らかな日差し
なんとまあ平和であることよ
ところで
肘が痛いんですが……
ついでに左の脇腹も
それは21時
昨日は、なんでか残業しないで帰るひと多いなーと思ったらサッカー観たかったんだって。21時まで残業していたひとは横浜線でえらいめに遭ったらしい。可哀想に。私は19時過ぎに出て正解だった。
で、今日もなんでか残業しないひとが多かった。明日健康診断だから早く帰らないと夕飯抜きになってしまうからだって。遠いひとほど早く帰った。道理だね。
私は以前、すっかり忘れてジムに寄って、走ったり何だり23時くらいに風呂上がりで帰ったら、もう明日の昼まで飯抜きと気がついて、というか、22時くらいにスポーツドリンクをがぶ飲みしたのを思い出し、あーこれ血液検査無いから良いけど(良くない)ひどいもんだわ、ということがありました。翌日は午前中、めまいとふらつきでヨレヨレしてました。ものすごく反省したので今日はジムへ行きませんでした。
東京都が、勝手にサマータイムをやっています。通常5時台の電車に乗っている私としては、もし当社もやるぞと始業を1時間早くされると始発で行っても毎日遅刻でしか出勤出来ないので、たいへん困ることになります。うーむ。電車もやってくれないと。
ただ、みんなでサマータイムだと、オフピーク通勤になってちょっと快適というメリットが無くなってしまいます。早起きした上にいつも通りの通勤ラッシュでは切ないばかりではありませんか。
私は毎日オフピークしているので、あちこちで勝手にサマータイムをされるといつもの時間がラッシュになってしまって、これまた切ない事態になります。
まあでも、サマータイムというか、夏の早起きは良いですよ。涼しくて。早起きは良いですよほんと。最近は3時半くらいに目が覚めますね。これもう年寄りですかね。
相撲脳
スーパークールビズの上を行く、年がら年中裸または浴衣(ジャージ不可)な皆さんの、魅力的なお尻を本日は主にこれから堪能します。実はまだ週休3日が続いていて、コマツが表明した週休3日のニュースについては、こちとらもう1年くらいやってんだよてやんでばーろーちくしょー別に節電対策じゃねーけどな、と思った次第です。だから今日は休みのはずなのですが、通常通りに出勤しました。しかし、ラジオ体操も無ければ社員食堂も休みで、仕事がつまっているからこそ金曜出勤なのになんだかお休みモードです。
これが把瑠都の言う「遊びの場所」気分なのではないかと感じました。今日は休日出勤ではなく、世間と同じで平日なんだよ! としっかり認識するためには、送迎バスも減らさずラジオ体操も食堂も動かして、通常モードを演出するほうが、きっと真剣に働いて残業もしそうです。今日は、休日出勤の上に残業なんてやってられっかいと言わんばかりの撤収っぷりでしたからね。
さて、そんな職場で昼休みは数名で仲良く相撲観戦。公式配信をさすがに音声は無しで観ていました。どうせ解説は無いから音声無くても困らないし。
「それにしてもお前は男の裸が好きだな」
「違います。裸の男が好きなんです」
「俺も相撲は好きだが、これを序ノ口から9時間は無理だな」
「案外あっという間ですよ。現地だと」
「現地なあ、やっぱ画面より良い?」
「良いです。裸の男は生が一番です」
「お前それ誤解を招く表現じゃねーかな」
「きゃーやだーセクハラー」
「神聖なる職場で男の裸を堂々と観ているお前に言われたくないぞ」
「だから男の裸を観ているんじゃなくて裸の男を観ているんです!」
とかなんとか、平和な昼休みでした。昼休みに相撲を観ていると昼食を食べ損ねてしまいます。国技館では昼食を食べながら観るのが醍醐味なのに、会社だと食事を忘れる不思議。
その後、女性社員とも少し話をしました。
「まだ5月なのにこんなに暑くて、夏になったらどうなるんだろうね」
「え? 今やってるのが夏場所ですよ? 技量審査場所って言ってますけど」
「いやいやそうじゃなくて」
「ああ、7月? 名古屋ですか? 確かに名古屋は毎年暑いですからねえ」
「じゃなくて、普段の生活の話、停電あったりするのかなって」
「なあんだ、そんなことですか」
「相撲より大事なことだってば」
いやまあそうですけど、でも、節電の結果ヒートアイランド現象がどうなるか(計画停電は23区除外らしいので変化無しかもしれない)とか、もしかして夏休み増えるかもとか、夏休みは増えなくても昼休みが増えるかもとか、打ち水作戦本格化するかとか、昔ながらの氷を使う冷蔵庫が復活しちゃったりして! とか色々考えると私は楽しくなってきちゃいます。
冷房を控えることが当たり前になれば、真夏は冷房でつま先が冷えるかもしれないからサンダルで出かけるのはやめようなんて、無駄で馬鹿馬鹿しい心配をしないで済むようになるかもしれないことは、素直に歓迎して良いことですよ。
GWはどこに
今日も普通に会社行ってました。愛があるからではありません。来れたら来てくれと言われたからです。特に用が無かったので断れず、おとなしく出勤しました。5月5日までずっと休みのはずでしたが、日曜以外はたぶん仕事行きます。こんな感じでひょこひょこ通っていたら10年経ったわけです。休日出勤は、出勤途中以外はどうということも無いですが、いろいろと愛憎入れ混じっているのは確かです。
連休初日の出勤の何が嫌って、電車です。普段は良く訓練されたサラリーマンばかりが無駄口も叩かずぎっしりなのが、部活の試合とか旅行とかの、たまにしか電車に乗らないようにお見受けする方々が乗っているのです。サラリーマンの皆さんと違って、歩くのが遅いし、乗り換えを熟知していないし、通路のど真ん中で立ち止まるし、朝のラッシュの規律正しい流れがまったく滞るのです。乗り換えも、通常2分で行けるところが倍くらいかかったりします。人数的には平日の朝のラッシュのほうが多いのに。駅構内は小走り! とは言いませんので、迷ったら通行の邪魔にならないよう、キョロキョロする前に壁に寄って欲しいものです。
しかも今朝は「なんだお前もナゴヤかと思ったぞ」と言われました。カープファンの同僚が二人、今日と明日、泊まりがけでナゴヤに行って観戦しているのです。一緒だと思われたらしいです。ひどい。真面目に来たのに。昨夜、飲みに行って飲んだくれた若者は遅刻して来たのに「おお良く来たな、大丈夫か?」だもんなあ。ナゴヤ行けば良かったと思っちゃいましたよ。試合結果、さっき知りました。どうしたのカープ強いじゃない……というよりは、中日に何があったのか、という気分です。
野球はおいといても、今日は5月の技量審査場所のチケット発売日だったので、特に用は無いけどやりたいことはあったのです。これに関しては、自宅で妹と母が頑張ってくれまして、平日の椅子席を入手出来ました。10時から発売———無料でも「発売」なのでしょうか———だったのですが、電話が通じたのが11時過ぎだったそうです。11時11分! ぞろ目ー! などと言いながらやっと電話が通じ、もう既に枡席のすべてと土日の椅子席は売り切れ。同時進行でネットでもやっていたけれど、結局全然繋がらなくて電話で用を足したとのことです。
元々、平日のほうが取りやすいだろう、平日休みの妹の都合の良い日の、母の足があまり良くないので枡席よりは椅子席、という狙いだったので平日の椅子が残っていたのはラッキーでした。上限の4枚を申し込み、もう既に引き換えたと、帰宅したら言われました。すげー。
というわけで、来月、両親と弟妹は4人で仲良く国技館へ行くようです。私ですか? そりゃ職場行きますよ。
休日出勤だからそんな残業しなくても良いよとのことだったので、しばらくぶりにジムへ行くことが出来ました。念入りにストレッチした後、久々だがものすごく空いているから1時間くらい走っちゃおうと思いましたら、ランニングやバイクのマシンの前にある数個のテレビが全部、イギリス王室の結婚式でした。
スポーツクラブなのでスポーツ関係を選んで流しています。という建前はどうなった。
地震の後ですら、いやもしかしたら地震の後だからこそかもしれませんが、そのときも海外のダーツやらフィッシングやらだったのに。結婚式かい。このテレビ、客はチャンネルを変えられないのです。こんなの見ながら1時間も走るなんて、何も無く1時間走るより苦行じゃないか。
もうね、ほんとガッカリしました。公共スペースみたいなものですから、消せとか変えろとか、そういうふうには思いませんが、ひたすらガッカリしました。音声も無く、どれが誰とか、何をしているのか、全然分からずに特に思い入れのないひとの結婚式を1時間なんて、リフレッシュするはずの場所で精神的にぐったりさせられました。疲れ倍増計画。
で、さっきtwitterにも書きましたが、「王子」ときたらキン肉マンですよね?
十年愛
たぶん、愛もあります。
本日は勤務先で、勤続10年表彰をしていただきました。気がついたら、いつの間にか10年経っていた、というのは言い過ぎですが、行かないわけにもいかないから毎日出勤していたら10年経ちました、という気分です。何をしたわけでも無く出世したわけでもなく。
この10年の間の4年間は大学にも通っていて、そのときが一番家族に負担をかけていたと思います。後は毎晩12時過ぎまで会社にいたころでしょうか。日付変わってから退社、朝6時には電車に乗らないとならない、通勤時間は片道約2時間、今計算しても驚きます。母はとても心配していたのですが、とにかく自宅では地面と平行になっていたい気持ちだったので、ほとんど口もきかずに過ごしていました。朝起きると毎日お弁当が用意されていました。朝早過ぎるので母は最初の一年めしか朝起きることは無かったですが、朝食と昼食は今も毎日用意してくれています。
この10年間に2回入院しました。最初は腸炎、次は肝炎です。少し反抗期めいていた弟が、毎日のように病院へ来てくれたのは面白かった。クソ忙しいときに半月も休んでも、会社はちゃんと面倒を見てくれました。保険組合の手続きとか、知らないからとても助かりました。有り難いことです。既得権益てんこもりの正社員万歳です。母と弟も扶養家族にしてもらえたし。つまらない仕事だとかやりたいことをやりたいとかあるかもしれないがまずは「正社員である」ことを大事にしなさいと言っていた、母校その1の教授を信じて良かったです。彼の言っていたことは、非正規雇用問題を何ら解決するものではありませんが、現状に対応するという意味で非常に現実的な対策であると思います。
10年とひとくくりにしてたいしたことない期間だったようにも感じますが、親戚や大学の先輩が亡くなったり、自宅を建て直したり、いろいろあったと言えばいろいろあったようにも思います。まあでも特に何事も無かったな。3月の大きな地震は、また歴史に残ることを体験してしまったという分類をされました。そこに仕分けられているここ10年の出来事は、同時多発テロとか春場所が中止とかオバマさん初有色人種アメリカ大統領とか日本でサッカーワールドカップ開催とか、えーそれそんなに重要かというものが、私の基準でごっちゃになって入っています。
とりあえず、こんな感じで次の10年もなんとなく過ごせれば良いなと思います。
当社製品は、イザというときに役に立つものですから、納めた製品が日の目を見ること無く廃棄されることが望ましいのですが、私自身も、社会全体のごくごく一部としてひっそりつつがなく歯車だかネジのひとつだかをなんとなくやれれば御の字です。
とにかく、家族にはひたすら感謝です。その他、私が知っているところでも知らないところでも、お世話になった方全員に深く感謝します。おまんまの食い上げにならないでいられて幸せです。ありがとう。