割引美人

妄想と事実を区別せず遠慮なく垂れ流し

技量審査場所ってさ

2011.07.09 Saturday[23:40] 相撲 - -

 またしても思い出話になりそうな、5月技量審査場所について。
 5月技量審査場所は、NHKではなく自前の配信だったが故に、テレビ中継の無い時間にやっている前相撲、ニュースやハイライトなどで普段はほとんど観られない、翌日の取組披露、弓取り、なんと神送りの儀式までが配信されました。中継が無くネット配信であるということ以上に、土俵で行われる取組以外のものをそのまま伝えることが出来た点が、画期的でした。
 公式配信では、十両以上ではどすこいFMのメンバーによる解説がされていましたが、ニコニコ生放送ではそれもなく、結びの一番までずっと、解説もリプレイも無いまるで現地にいるような観戦が出来ました。その上で、同時に生放送を観ているひとたちとコメントで盛り上がれるという、かなりお得な状態だったと思います。
 行司の口上、弓取り、そして神送り。NHKの大相撲中継では、ましてやダイジェストやニュースだけでは伝わらない、確かに神事だよねという姿がニコ生の、それこそ垂れ流しの状態から伝わったのではないでしょうか。
 あの、ユルさ。ものすごい熱戦だったのに、そんな余韻はものともせず、次の力士を淡々と呼ぶ呼出。実は個性たっぷりの行司の皆さん。シンクロ率100%とコメントされていた、土俵を掃く二人の呼出の動き。若い行司や呼出の声は裏返りかすれ、行司よりも小柄で貧弱な下位力士、とにかく呼出は良く働く。朝8時から18時まで、たぶん一番長いのは土俵を掃いている時間です。相撲とは、土俵を掃くことではないかと思うほどです。という主旨のことを高橋秀実氏が著書『おすもうさん』で述べていました。同感です。
 とはいえ、人体は60%が水分だから、人間は水ね! ということにならないのと同じで、相撲はやっぱり取組がメインでしょう。しかしながらそれでも、掃いて清めるために取組をやっているんじゃないかと、ちらと疑ってしまうほどひたすら土俵は掃かれまくっています。
 途中で私は、これ、観客必要なの? と思ってしまいました。一日中、客がいようがいまいが、ずっと同じことを繰り返していて、土俵上から観客へのパフォーマンスは主に、いわゆる選手であるところの力士ではなく、行司から行われます。明日も来てくれと観客に告げるのは行司の役目であり、力士は優勝インタビューの時に「来場所もよろしく」とアピールするのみです。毎日毎日「明日も賑々しくご来場お待ち申し上げまする」と頭を下げるのは力士ではないのです。力士は本当に相撲を取っているだけ。土俵や対戦相手、親方には頭を下げても、観客に頭を下げないのが力士。周囲を気にせずひたすら土俵を掃き、次の力士を呼び出し、審判を務める親方の世話をし、マイクや座布団を運んだり片付けたり、なんだか超越しているようにも見える呼出さんたち。
 観客に語りかけているのは、行司と、場内アナウンスだけですね。物言いがついたときの説明さえ、取組をした本人たちへの説明がメインのように感じられます。
 あれはあれでなかなかに完成された世界です。ひよの山の着ぐるみがいたり、どすこいFMで賞品付クイズがあったり、地下でちゃんこ食えたり、しますけれども、それは国技館の周りの部分であってあの会場に入り込んだら別世界です。
 以前大相撲秋場所6日目で私は国技館はテーマパークだと申しましたが、いやもうほんとに。テーマパークです。

 5年程前、何かの雑誌か特集で、期待の若手幕下力士として紹介されていた富士東(当時は渋谷)が、十両8枚目で勝ち越しました。9勝です。立派なものです。同列で扱われていた稀勢の里はもうとっくに三役と、だいぶ水をあけられましたが、幕下でもたついた分、十両を駆け抜けて上位を脅かす存在になってくれるのではないかと期待しています。幕下上位で勝てない日々が続いた時は、関取になってくれれば万万歳だと思ったこともあるのに、勝手だなあと我ながら思います。
 こうやって若手の出世を見守っていると、ジャニーズジュニアが好きというひとの気持ちが分かるような気もします。

 などなど、相撲そのものはもうこれでもかってほど楽しみまくったのですが、じゃあ八百長問題はどうなったの? と言うと、正直、まったく解決していないと思います。証拠のあがった(とされる)メンツを外して無料で相撲やって、そんで番付組み直して、それでハイ禊は終了ですって、んなわけねーだろ!
 でも相撲協会はそれでおしまいっぽい雰囲気です。2011年5月27日の時点でデイリーには「八百長問題"終止符"名古屋場所正常開催へ」という記事が出ました。おいおい"終止符"かよ、本場所再開の条件としてきた全容解明、処分、再発防止策の『3点セット』のうち、やったのは処分だけじゃねーか。私はツッコミまくりましたが、文科省からも「まあよかろう」的な返事が参りまして、祝! 名古屋場所開催と相成りました。どんだけ茶番なんだか。
 力士を傷つけただけじゃないですか。本当に八百長をやってなかったらしい面々の誇りを傷つけ、仲間内でお互いを売るかどうか疑心暗鬼、場所の中止による士気の低下、やってようがやってまいが今後世間から色眼鏡で見られるストレス。それでもきちんと解明すればそれだけの負担をかけた意味があるでしょうが、結局はナアナアでおしまいです。
 とりあえず中止にしてしまった三月場所———その後大きな地震がありましたので結果として中止で良かったですが———も、あれこれ対策するよりはまず中止にしてしまおうという感じがしました。協会は元力士なのですから中止による力士へのダメージがいかほどなものか、分かっていたはずなのに。もちろん、八百長はとんでもないことだから最もダメージがある方法を取ったとも言えます。調査報告によると処分された力士が考案して始めたものではないのですから、親方だってやってたかもしれないのに親方への処分はどうなってるのか、そこらへんも曖昧なままです。
 3月は中止、5月はデモンストレーション、7月は本番、そういう段取りの時間稼ぎと場繋ぎのために開催されたようにしか思えません。タニマチさんやお茶屋さん、巡業やら何やらで世話になる地方の関係者、あちこちに迷惑をかけて、もう何事も無かったかのように7月場所が開催されようとしています。
 そりゃあ相撲の存在を世間に広めたし、取組内容は面白かったし、ニコニコ生放送も画期的だったし、新しいファンの獲得に繋がったかもしれないし、でも、八百長問題の解決と言う意味では、どんな役に立ったのか、明確には見えてきません。これもまたそのうち、ああそんなのもあったねーと言われるだけなのかと思うと、ほんとにいったいなんだったのだろうと、疑問でいっぱいです。ほんとに単なる体裁だけのパフォーマンスだったのなら切なすぎます。

負ける前・最中・後

2011.07.05 Tuesday[20:25] 散歩 - -

 今日は主に食べ物の話を。今さらを通り越して思い出話ですが、5月末に札幌で食べたもの色々。
 札幌ドームでは、gurume BINGOツアーというものをやっていて、台紙もいただいたのですが一つもぺたりと出来ませんでした。だって、食べたいもの無かったんだもの。最初から、札幌ドームでは「スパイシーハム勝つ丼」を食べる! と決心して来ていたので、そのプリンスホテルが提供しているらしいお店を探して歩きました。とりあえず席を確保してから。
 節電なのかなんなのか、とりあえず節約はしているようで、見ているとどのお店も箸は袋に入っていないし、お弁当のようなものを買っても袋は無いし、飲み物のフタも無いようでした。球場のほとんど全部を見て歩けるのはマツダズームズームと同じような作りだなあと思いながら、1塁側外野の席から反時計回りにぐるり。球場の円周の外側に沿って、1階は主に内野席に、2階は一周まるまる、お店が並んでいます。
 1階は通常通りか節電モードか、暗く感じましたが、そんなのどうでも良いと思う光景が広がっていました。食べ物を購入したお客さんが、2階へ行く階段に座り込んでそのまま食べているのです。
 なんだこれ、行儀悪い。
 正直そう思いました。これ、北海道の文化なのだろうか? 床にお店を広げてグッズを販売している一角があり、そういうのも含めて邪魔にならないように気を遣いながら地べたに座るのが、北海道スタイルなのか? わりと本気でそう感じました。
 しかし、たぶん、これは文化ではなく、球場の事情なのだろうと15分後くらいに察しました。事情とは、前述した節約志向がまずひとつ。飲み物にフタが無く、食べ物にもフタが無く、箸やスプーンは袋に入っていない。これでは買ったその場で食べるのが自然な流れでしょう。そのまま食べ物を持った状態で、あちこちのお土産屋さんを覗いたりトイレに寄ったりはまず出来ません。恐らくそれで席へ食べ物を持ち運ばずに、仕方なく階段を椅子とテーブル代わりに手早く食べるのです。
 それから、お高いシートは分かりませんが、一般もビジターも外野席は通路も狭く、席と席の間も狭く、食事するには窮屈だからです。椅子もあまり大きくないし、前の席とのスペースがとても狭い。かろうじて飲み物を置くホルダーはありましたが、のんびり食事という感じではありません。ナゴヤは内野に近いあたりとバックスクリーンの側では椅子が違いました(跳ね上げ式とそうでないの)が、席そのものはゆったりとした設計でした。通路間の席の数も、ナゴヤのほうが少ないし、足下も広かったです。
 しかし、札幌ドームは一人当たりのスペースが狭いのです。小柄な私の膝が前の席に当たりそうなくらいですから、中肉中背の男性では間違いなくぶつかるでしょう。そこで買って来た食べ物を、しかも跳ね上げ式の椅子で、フタも無いのに荷物を整理したりゴミ袋を自前で用意したりしながら食べるのは面倒です。それが分かっていたら、そりゃあ階段で食っちまうわな。ゴミも近くのゴミ箱に捨てれば良いし。
 階段に座り込んでの球場グルメは、やっぱり札幌ドームの文化のような気がしてきました。道民の文化ではないのだろうけど、ドーム内で育まれた文化のように感じます。
 と言うわけで、何も知らない私はスパイシーハム勝つ丼をビジター席で隣のひとに肘をぶつけては謝りながらなんとか食べていたわけですが、周囲はちょっとしたつまみ以外は席に持って来ていませんでした。だよねー。
 ハム勝つ丼は美味しかったですよ。球場の食べ物はジャンクなものが多いけれど、入れ物は安っぽいものの中身は普通でした。ちょっと味が濃い以外は、量にも値段にも文句無し。

 球場グルメはもうひとつ楽しみにしていたものがありまして、それはシャウエッセンのソーセージを使用したホットドッグです。3階の、ホットドックパークという売店で販売されています。シャウエッセンロングドッグ 道産ゴーダチーズ、400円でこのボリューム、箱ティッシュの3分の2くらいはありますかね、パンも美味しいしソーセージも美味しいし、食べごたえがありました。
 北海道の物価を良く知らないのですが、球場ではたいていのものがかなり割高で販売されていることを考慮すると、400円でこの味でこの量、満足の出来る商品です。これは当たりだった。るるぶ北海道の球場グルメのオススメを信じて良かったと思いました。

 さて、稲葉に打たれて負けた後、それでも試合後の花火や新庄のホームスチールの写真を楽しんで地下鉄へ向かいました。地下鉄までが遠く、雨が降っていたので少々うんざりしました。29日に歩いてみたらたいした距離では無かったので、負け試合の後、暗い中大勢でゆっくりしか歩けなくて、道も知らず周囲に着いて行くだけだったために遠く感じたようです。ナゴヤほど近くはないですが、神宮から信濃町よりはずっと近いです。あれはたまに迷子になって千駄ヶ谷に着いてしまう。地下鉄のつもりがJRじゃないかと落ち込みます。私だけですかね。いや別にどっちでも帰宅にはまったく困りませんが、思ったところに着かないのはちょっと悲しい。
 地下鉄は豊水すすきので降りてまずはホテルへ。途中でテレビ塔が目に入りました。私は、ああテレビ塔、だいぶ近いんだなと思っただけでしたが、彼氏は「おお、テレビ塔っぽいのがあるぞ」と楽しげな声をあげ、本物だと思っていませんでした。
 私は混雑した地下鉄に酔ってしまっていたので、チェックインの手続きも彼に任せてふらふらと部屋へ。それから彼がフロントでもらった地図を確認して「えーっ! あれがほんとにテレビ塔なのか! 明日の観光がひとつ既に終わってしまったではないか!」と嘆くのをうとうとしながら聞きました。ホテル予約したのお前だろうが。
 疲れていたので寝てしまい、21時過ぎからやっとこさすすきのへ繰り出しました。札幌は何度か行ったことがあるのに、すすきのは初めてです。寝てしまったのがもったいない。2008年に両親と北海道へ行く際、素敵なお姉様に教えていただいたオススメのお店には夜に出歩くのを好まない両親のおかげで行かなかったので、今回はわくわくでした。
 まずは腹ごしらえ、ということで夜空のジンギスカンへ。ユッケなご時世で腰の引けた私と彼氏は、夜空の味漬けジンギスカンを選んでみました。何をどうして良いのか心底分からないので、店員の若い女性にあなたのオススメや定番を適当に! とまさに適当な注文をしたところ、味付けジンギスカンとエゾシカになりました。夕方まで球場で多少飲み食いしていたため、そんなに空腹ではなく1人前ずつです。それから〆はうどんかご飯と言うので、うどんを。彼はさんざん、サッポロクラシックを飲んでいたくせにまたビールでした。そして私には肝臓がどうとか言って飲ませてくれません。もう治ったっつーの肝臓は。
 ジンギスカン、ふたりとも初めて食べましたが、くせのある肉を想像していたのに全然でした。ものすごく普通。もちろん、牛や豚とはまったく違うのですが、だからどうと言うことも無く。味付けだからかなあ。生ラムだともっと全然感想が違うのかもしれません。エゾシカもあっさりしていて気に入りました。
「奈良の鹿はいじめてもいけないのにエゾシカは食べても良いなんて不公平だな」
「いやエゾシカだっていじめたらダメだろ」
「そうなのかな、あ、撃ちたいの? もしかして」
「撃たないよ。動く標的って興味持てない」
「そうか、僕もなるべく動くようにしよう」
「そうだね。良いダイエットになるだろうよ」
「……」
 害獣とされるエゾシカと、天然記念物なだけに退治するわけにいかない奈良の鹿、どっちが扱い易いかというと前者のような。奈良の鹿も不憫だな。名誉職を与えられた窓際族みたいになってしまいそう。
 エゾシカ美味しい。また食べたいものです。次回は生ラムを試してみたい。でも生肉は危ないのよね……管理がずさんで死人を出した某社はあっという間に解散してしまい、ああ、企業ってこうよね、信用を失うことがほんと命取りなのよね(我が社も気をつけねば)と思いました。管理がずさんで死人を出している某社は節電しろとか電気代上げるとか利用者に更なる負担を求めて相変わらずの殿様商売しているけど。

 その後はアイス。HOKKAIDO ミルク村 SAPPORO本店へ行きました。23時ラストオーダーで24時まで営業しています。我々は22時半ごろ到着しましたが、まだだいぶ混雑していました。こんな夜中に? と思いましたが、おめーもだろと自己ツッコミ。
 お店の中は、ここも節電か? どいつもこいつも節電節電でまったくこんなに暗くして! と思いましたが、よく考えなくてもここはバーという扱いなので暗くても当たり前なのですね。なんでバーはあんなに暗いんだ、弱視のひとは困っているだろうに、ユニバーサルデザインとか何も考えてないよな階段があって地下に入るところも多いし、入口があんなに狭くて避難経路はきちんと確保されているのだろうかと、私はバーについてあまり心証が良くないので、このアイスのお店も入るなりちょっと不機嫌になりました。
 しかし彼氏は独特の雰囲気と入口の可愛い動物クッキーに心惹かれてみたり、上機嫌のようでした。私が行きたがって彼が着いて来て、それで彼がご機嫌ならまあ良いかと、案内された狭いテーブルに、これまた大戸屋レベルの狭さだなと眉をひそめつつ着席しました。この辺りまでは、失敗したとは思わないがすんごく楽しい感じでも無い、という評価です。
 隣の席の若い男女、恋人同士ではなく片方が既婚者で、後輩の女子社員をちょっと女の子が喜びそうなお店に連れて来たという感じで、蘊蓄を垂れ流してみたり仕事のアドバイスを偉そうにしてみたり、それ観察しているのも面白いような不愉快のような中、わりと腰の低くない店員がオーダーを取りに来まして、ここでも私は良く分からんからオススメで! と適当な注文をしました。
 このアイスを食べられるバーは、アイスクリームにリキュールを少量ずつかけて味わうことが出来ます。カクテルアイスクリームバーと呼ぶようです。とりあえずセットメニューから、Aセットのアイスクリーム・リキュール2種・クレープとヨーグルト+コーヒーを2人前。頼んでから、片方をBセットのアイスクリーム・リキュール3種+コーヒーにしたほうが種類を多く楽しめたはずだと気付きましたが、後の祭りというやつです。浅慮でした。
 何を選んだか忘れましたが、彼は明らかにウキウキな感じでゴディバと巨峰だったかな……白ワインと、何かをとにかく選びました。実は私はもうすでにだいぶ眠かったのです。
 紅茶のリキュールはサービスだと、小さな札をつけられた少量のリキュールが入っているやたらと小さなワイングラス———5mlビーカーよりは大きいが10mlは無さそうなサイズ———とマグカップに入ったアイスクリームが運ばれ、食べ方を一通りレクチャーされてから、最初の一口には驚きました。えー何このアイス。ちょっと柔らかすぎるし、クリームよりもシャーベット的な舌触り。味は恐らくバニラだろうけれどまったく強くないし、いかにも乳製品ですというような濃厚さが無い。特徴という特徴は感じられず、あっさりしていてスーパーカップだってもうちょっと味があるぜ。思わず彼と目と目で会話してしまいました。未確認ですが、恐らく彼も「どっちかというと美味しくない部類だぞこのアイス」という顔をしていました。
 正しい食べ方を指導する店員さんの前で「アイスそのものは美味しくない」とはさすがに言えず、えーーーーと思いながら指示されるままにリキュールを垂らして一口。
 ごめんさっきのアイスの評価、間違ってました。
 なるほどリキュールと一緒に食べたときに美味しいように、アイスそのものの味は抑えてあるのね。考えれば当然ですが、リキュールを垂らすだけで劇的に味を変えるアイスにたまげました。彼も大喜び。きみは肝臓が悪いから控えめにしなさいと私のぶんのリキュールを使いまくり。私の肝臓は治った(はずだ)し、お前のメタボのほうが深刻だろうといじめつつ、アイス終了。そしたらすかさず店員さんが「おかわりは?」って。おかわりあるのか。最初に説明あったっけ?
 おかわりは大盛りでも良いとのことでしたが、私は眠く、彼もだいぶお腹いっぱいだったようなので二人とも「普通で」と頼みました。ええ、おかわり、しましたとも。
 ほとんど閉店ギリギリまで過ごし、最後に可愛い動物のクッキーをいただいてお店を出ました。これで1390円なら安いくらいですな。最後まで居座っていたのは、彼がカエルのクッキー、どこから食べようか悩みに悩んでいたからです。結局一口で食べてました。

 24時近くなって宿へ戻り、明日どうするーと喋っているうちにいつの間にか寝ていましたので、早朝3時くらいに風呂に入り2度寝しました。10時過ぎればどこかお店も開くだろうと、観光しながら札幌駅まで徒歩で行くことにして、のんびり散歩。昨夜のうちに発見してしまっていたテレビ塔で、一応観光客らしくお土産を買ったりしました。上には上がってないのですけど。そこから時計台までまた徒歩。観光地をうろついているのでしょうがないのですが、恐らく昨日同じ場所にいたのであろう、赤いグッズに身を固めた人々が、あちこちにおりました。
 札幌駅でお土産屋さんを冷やかしつつ、少々足を伸ばして北大まで。ここでも赤いグッズがちらほら目に入ります。そのちょっと前に学会で北大行ってたんだよねーと後輩から聞いた、2004年の台風で倒れたというポプラ並木を確認してから、北大の食堂へ行きました。11時開店で、やっと朝食です。
 ここもるるぶにメニューが紹介されていたものがあるのですが、私は普段通りの食事とほとんど同じ、米飯・みそ汁・青菜のおひたし+小魚・焼き魚というメニューでした。レシートにはカロリーと、塩が何グラムだの細かい表記があります。私は291kcal。しかし、彼は名物と紹介されていたササミチーズカツと、新商品だかなんだかの豚肉丼みたいなやつと大きめの豆腐、サラダを頼んでカロリーは900近く。これだけを見ても彼と私の体型の違いに納得がいくというものです。
 球場でさんざんやったんですけれども、ガイドブックに書いてあったからってそれ全部食べてみるって、馬鹿の一つ覚えみたいで間抜けだよなあ。ぱっと見で食べてみたいもの食べれば良いじゃん。でも、美味しいよって紹介されていると、やっぱり食べたくなってしまうのです。そんでお腹いっぱいになるので、その他の目についたものを食べられない。
 悪循環だなあ。やはり同じところを何回か訪問しないとダメなのかもしれません。尾道ラーメンと讃岐うどんは、店なんか全然調べずに行って目についたところで食べましたが、譲ってそこまでって感じ。好奇心はあるんだけど冒険は苦手なので。ドラクエ以外は。
 食事の後、外に出たら雨が降っていて、大通公園を散歩するというプランにすっかり嫌気がさしたらしく、彼が行くとこ無いなら野球観ると言い出したため、再び札幌ドームへ。食べたばかりなので球場グルメにはあまり気持ちが向かず、そのくせアイスクリームに興味を示し、ビールを飲む彼。いやほんと太るひとは食生活が違う。そんなに食うならスクワット応援しろ。

 飛行機にギリギリは嫌なので、8回あたりで途中退出した後、空港での夕食は彼が悩みに悩んだ結果札幌ラーメンになりました。結局スープカレーは食べていません。スープカレーと札幌ラーメンで悩みまくり、両方食べようかとまで言い出すので呆れました。どちらかがラーメン、どちらかがスープカレーで解決のはずが、ラーメンは醤油と塩を試したいんですって。観光客向けなのは分かっているけどコーン入りが気になるとか。腹がふくれることを第一義とする私とは考え方がまるで違います。
 お土産は、とりあえずラーメンとスープカレー、六花亭のバターサンドと、同僚から指定のあったバームクーヘン、別の同僚から指定のあったジャガピリカ、ジャガイモから作ったおかき、そんなところです。彼氏は、北海道へ行ったとバレると困るからと、羽田に着いてからお台場土産を買っていました。なんでバレると困るのかちっとも分かりません。
 羽田に着いて横浜行きのバスに乗ったところで彼からメールが来ました。「バターサンド買えば良かった。美味しそう」
 デパートの北海道物産展をチェックしまくれ、と返事しておきました。

 そのうちまた北海道来たいですね。野球はとりあえずもう良いので、まだ行ったことの無い十勝や宗谷、帯広に行ってみたいです。いやあの、負け惜しみじゃないです。悔しいけど、稲葉、かっこいいんだもん。武田勝、好きな投球するんだもん。

リーダー不在

2011.06.28 Tuesday[21:12] 仕事 - -

 職場でいつも思うんですよ。リーダー不在だな、良いのかなって。でも、別にいなくても、なんとかなるのよね、どうにかなるの。工夫次第でいくらでも。
 いろんな面で、案外リーダーなんていなくてもなんとかなるんじゃいのかなと感じます。指導力のあるリーダーが必要と、政治の世界でも言われますけれども、半年やそこらでトップの首をすげ替えられるのは結構メリットだと思うのよ。
 すんごいカリスマなリーダーが出て来てカルト集団みたいな国に向けてどんどん進んじゃってでも10年はトップを交代出来ない我が国の仕組みですなんて話になったら嫌じゃないですか。洗脳されきって嫌だなんて思わないのかもしれないですけど。
 そんな感じのことをですね、つらつらと、レッドが無いよなあリーダー無視かい、と4色入りポストイットを見ながら思ったりします。

「いざ」が来なきゃ良い、わけではなく

2011.06.25 Saturday[23:02] 仕事 - -

「NIKKEI BUSINESS」の2011.06.06、時事深層というコーナーに、サッシの不正によりビル建築が立ち行かなくなるかもしれないという記事が載っていました。概要は、2011年3月初旬に主要企業が販売するアルミ樹脂製複合サッシが国の決めた耐火基準を満たしていないことが発覚し、再検査等の対応には7000年かかる計算である、これを真面目にやっていると現在着工している現場も止まってしまう可能性がある、この問題は法令や制度が曖昧であることも一因である、そんなところです。
 最初からちゃんとしたものを作っていればそれで済む話ではありますが、2000年に建築基準法が改正され、その後あれやらこれやらで防火設備の検査基準も途中で変わっているので、色々と混乱した挙げ句新しい基準に合わないものが出回ってしまったわけです。たいていの場合、コスト削減のために基準ギリギリで設定しますから、基準や検査方法が変わればカバーしきれない部分が出て来てしまいます。
 なるべく低いコストで作って、他社よりちょっと低いお値段を設定する。もしくは、他社より性能が良いですよって泊を付けて少しだけ高く売る。どこがギリギリかを知っていれば調整もしやすいものです。これも工夫。アクセサリー代わりに使うような華奢な腕時計に10気圧防水が要るか? 要らないよね? みたいな。
 ただ、住宅エコポイントで断熱材が品薄になったり、法令が変わったりなんだりで、結局わりを食うのはエンドユーザです。もちろん、業者も、儲かるはずのところで儲からなかったり色々損はありますけれども、実際に住んだり利用したりするわけじゃないので。納期が遅れても、リコールでも、一般住宅やホテルなどずっとそこに関わっていなければならないエンドユーザほどの不利益はありません。今回のサッシ不正にしても、検査制度に問題があったという面もあるので、もしかしたら業者には多少の救済があるかもしれないくらいです。
 耐火なんて、性能が悪ければ例えばお金で補償があってもまったく効果が無いのに、不安は解消されず、法令が、検査機関がとたぶん責任を押し付けあって終わりでしょう。世の中そんなものと言えばそのんなものかもしれませんが、売り物を間違えちゃいけない。窓がついてりゃ良いのではなくて、いざというときの安心を、これそのものはテストしていないけれど性能を発揮出来る設定で作っていますよという信用で商売しているわけですから。

いくつかの指令

2011.06.18 Saturday[21:53] 大学 - -

 母校その1の、研究室の集まりに行ってきました。去年定年退職した教授とその教え子集団20数年分と、後任の准教授とこれからたくさん増えるはずの教え子の、縦の繋がりがあると良いねせっかく似たような研究なんだし、という2研究室合同というかなんというか、現役大学生と社会人たちの顔合わせ的な感じでした。
 ある日突然分厚い封書が届き、かくかくしかじかなつもりで会を立ち上げるから各学年一人幹事を選びました引き受けていただけますかって、断れるわけ無いじゃん。そして助手から指令が届き、その通りに動くのであります。面白かったですけどね。
 出席者は30名程でしたが、その分ほとんど全員と話が出来て、有意義な時間でした。欠席の場合も丁寧に返信を寄越した卒業生が多く、みんな律儀です。子供の幼稚園の行事と、本人の海外赴任または海外出張、それと東北支店や東北工場のあれこれが主な理由でした。そんなわけで40代はいるけど30代はすっぽり抜けて、若者がたくさん、あれ、私30代よね。おかしいな。
 それはさておき、在学生も今年卒業したばかりの男性諸氏も、みんな若いのになんか立派だったなあ。礼儀正しくてびしっとしてました。指令そのX、適当なのを見繕って途中でスピーチさせろを実行すべく、本当に適当に目についた最近の卒業生に声をかけてスピーチを頼んだら、困りながらも引き受けてくれて、若々しく初々しく、それでいて在学生に今後の希望を持たせるような挨拶をしてくれましたし、最年長お願いしますと依頼した40代の方も、営業マンらしく化学産業や製造業の未来を語って盛り上げてくれて、とても助かりました。
 こういうので先生方はまた、事前の根回しなんか要らなくて当日、元学生に大雑把に指示するだけで用が済むと思っちゃうんだろうね……
 で、学生の顔と名前と卒業年次と卒論の内容と勤務先をほとんど把握している助手と、学生時代と名字が違うのに「まだ結婚はしないのかね」と元女子学生に話しかけちゃう教授(笑) ほんとに良いコンビです。

 帰りに、独身女3名でちょっとお茶して2時間もおしゃべりしてました。あの大学の近くにこんなおしゃれなカフェみたいなパン屋みたいなものが出来るとは。きっとメインの顧客である学生は平日に来るのでしょう、けっこう空いていましたが、ひとりで勉強をする男性や、女性ばかりのグループなどがおりました。こちらも女性3人ですが、喋っている内容が、「だから電極っていうのはさー」だの「溶接するときに不純物あると火花すごいよね」だの、女性のみの会話としてはたぶんあんまり一般的じゃない感じでした。
 じゃあまた来年ねー! と別れましたが、もしかして来年も幹事ですかそうですか。ううう。しかしながら、前回の退職記念パーティーでも思ったけれど、卒業生が集まるだけで教授がものすごく嬉しそうで楽しそうでご機嫌で、誰も行かなかったら悲しむのだろうと思うと、いそいそと足を運んでしまうのでしょう。
 とは言え、今日の3名はきっと来年も教授に「いやあ、きみたちがいまだに独身なのがねえ、僕は心残りなんだよ」と言われること請け合いです。
 コーヒーは250円だったかな、安かったからやっぱ学生向けかと思います。ジェラートもあり、私はアイスの実力はバニラで測るものだという持論のもと、バニラとチョコを注文しました。アイス1つで300円、2個で350円、どういう値段設定なんだか。2個めのアイスの存在が軽すぎる。
 後輩はヨーグルトとマンゴーを頼んでいました。バニラは濃厚でミルクの味もしっかり、チョコは甘いがしつこすぎずあっさり、ヨーグルトはかすかにヨーグルトの味はするが主張が足りず、マンゴーは主張し過ぎ。全体的に美味しいですが、マンゴーを最初に食べるのはお勧めしません。他の味が全部分からなくなると思います。

 そうそう、東横線の横浜から白楽までは相変わらずジェットコースターに乗って最初の段々上がって行くところみたいな感じで楽しい。渋谷方面から横浜までは、急行に乗っていると猛スピードでトンネルに入って行くところがジェットコースターみたいで楽しいので、いつも先頭に乗ってしまいます。

ある日のことでした

2011.06.16 Thursday[22:29] 仕事 - -

外へ出ると
野球のボールがひとつ
足元に転がっていました

それを拾って
きょろきょろ
きょろきょろ
グローブを嵌めた手を振る
若者の姿が複数、目に入りました

わはははは!
剛速球にビビるんじゃねーぞ!

ストレートの握りを見せつけ
振りかぶって思いっきり投げた球は
4トントラック1台分ほどで
ぽてん
ころころ
結局彼は走ってボールを取りに来ました

「ありがとう」の声に力なく手を振り
とぼとぼ去りながら
ちょっと胸を撫で下ろすのです
良かった、とりあえずまっすぐ行って

背後からは
パアァン
パアァンと
小気味良いキャッチボールの音が聞こえます

ああ、井川の真似でもしてみれば良かったか
しばし悔いる昼下がりのうららかさ
柔らかな日差し
なんとまあ平和であることよ

ところで
肘が痛いんですが……
ついでに左の脇腹も

富士山ぐるり

2011.06.13 Monday[20:03] 散歩 - -

 最後の高速1000円だからと彼氏が出かけたがるので、6月5日(土)にちょっくら富士山周辺をうろついて来ました。最初の目的地は、JAかながわ西湘が運営している朝ドレファーミです。JAかながわ西湘でしか売っていないらしい、梅ジュースの購入をするためです。もっとも、この目的は直売所を出てから聞かされました。
 このとき彼が、野菜なんか今買ってもこれから出かけるのに、傷むぞ良くないぞと言うので、保冷バッグあるけどと答えたらやたら驚いていました。しかし、数日前に「もし小田原へ行くなら干物屋と蒲鉾屋に行くから冷え冷えバッグが必要だぞ」と言っていたのは彼です。素直に従っただけなのに。
 用意が良すぎる、抜け目のないうさこ好きめ、とわけのわからん悪態をつきながらも「ただの池だが見るか」と言い出しまして、見たいともどうでも良いとも言っていないのに忍野八海に連れて行かれました。私はここは初めてでしたので、なかなか面白かったです。池ね、確かに池だわな。でも、ただの池にしては深い。天然記念物なんだぜと主張する表記の近くは浅いようで、底に水草が生え、水の色も無色透明でしたが、富士の雪解け水だぞと主張する表示のあたりは青色だったので、恐らく赤や橙の光が届かない深さなのでしょう。具体的にどのくらいか忘れましたが。物理の授業はいつも中途半端な知識を私に残します。とにかく、長いほうの直径が4メートルくらいの楕円で、その楕円の端と端でそんなに深度が違うのはすごいもんだと思いました。
 写真をあれこれ撮りましたが、逆光になったり水面に他の観光客が映り込んでしまったり、肖像権的にもホイホイ出せない感じなので、心にしまい込みました。だってほら、不倫旅行の現場を激写していてアリバイ写真が無駄になったなんてそんな言いがかりつけられたりしたら困るじゃないですか。この写真をきっかけにうちの娘にストーカーが、とか。
 奇麗は奇麗なんですが、彼が言う通り「ただの池」ですから、海みたいに水面の動きが色々あるわけでもなし、15分も見ていれば飽きます。私がしゃがみ込んで真剣に魚の鱗を数えてみようと思ったところで、たくさんのお客さんを連れたガイドさんが来て「皆さんどうぞー」って。落ちるかと思った。池に。どうぞって言われたからって、そこにいる人間をどかしていいわけじゃないでしょうに。あと、中国語っぽい言葉の少年が走り回っていて何度もぶつかって来て、親は知らん顔とか。ああもう観光客ってさ……いや、私も観光客だった。ご同様ですか、おお嫌だ。
 そんな私の心境の変化を察したのかどうか分かりませんが、「ただの池」に3度目の彼は、こないだと色が違うな程度で感激は薄く、豆腐を買いにいくぞとさくさく駐車場へ戻っていきました。しかし、来るときとはルートを変えて、水路の側を通り抜けました。

 買いに行った豆腐屋は豆ふの駅・角屋豆富店です。豆腐の「ふ」が「富」になっているのがしゃれてますな。こちらでは、試食の上で購入出来ます。出ているほとんどを試食出来るようですね。これは助かります。そんなビックリするほどの値段ではないとは言え、一味豆腐なんて、試食無しで買うのは冒険ですから。ゆずも一味も紫蘇も胡麻もおいしかったですよ。ただ、1丁食えと言われると、好みの問題で難しい種類もあると思います。辛いの苦手とか、味付きは苦手とか。
 参照URLの、お店の外観の写真、建物の左下に「水」とありますが、このお水は貰って帰れます。タンクをいくつも持って給水しているひとが何人もいました。東北のニュースでよく見る光景に似た感じです。私は、500mlビタミンウォーターの残り数センチを飲み干し、ちょいと給水じゃばじゃば振って飲み干す×2のあと、満タンにして一本持って帰りました。
 豆腐は、別にやたら高いというわけでもないのに、にがりの味が余りしない、大豆の味が濃い、美味しい豆腐でした。問題は、帰宅したらスーパーのいわゆる普通の安い豆腐の冷や奴が、たくさん食卓に並んでいたことですかね。
 親との連携が悪かった。しょうがない。

 豆腐を買って、もう終わりかと思いましたが、「白糸の滝は見たことあるか」「あるよ、たしか子供のころ」「……もう帰る」「いやー、見たいなあ、白糸の滝ー(棒読み)」「そんなに言うなら連れて行ってやるのだ」というやり取りの末、白糸の滝を観に行くことになりました。途中に寄った「道の駅 朝霧高原」のこけももソフトクリームは美味しかったです。
 忍野八海の近くには、フラワーパークがあるとかで、そこのチューリップソフトも美味しいのだと彼は言っていました。こけももソフトの味を少し薄くした感じで、アセロラっぽい感じらしいです。想像つきません。
 道の駅を出てわりとすぐのところに、パラグライダーのスクールがあって、一日体験も出来るようでした。駐車場が広かったので勝手にお邪魔し、丘の斜面からぽわーんぽわーんと飛んでいる様子を30分ばかり見学しました。K点越え! とか適当に実況しながら。斜面に沿って下まで降りてくるので、ゆっくりとしたスキーのジャンプ競技に見えるのです。あれはあのパラシュートを背負って丘の上まで上がるのが大変そうですね。かなりの重労働でしょう。いや別に労働じゃないのか。重趣味??? なんだろ。
 丘に登らず、平らな地面で練習しているひとの様子は、凧揚げみたいな感じでした。でかい凧揚げ。それでも、体の正面でやっているときはたくさんの糸を操っていてマリオネットでもやっているようでしたが、飛ぶときはパラシュートは背面側ですから、それに合わせて背中をチラチラ見ながら糸を操っている様子は、そろそろラストスパートしようかと思うんだけどどうしよう、というときの長距離ランナーのようでした。円谷幸吉には向かないスポーツですね、パラグライダー。丘で練習しているひとたちは、先生と思われるひとが後ろから支えたり抱え込んだりしていたので、ゴルゴも無理でしょう。
 白糸の滝は、シーズン前なのか、まだ滝の正面のお店はオープンしていませんでした。水量が多く、あんまり糸っぽく無い感じ。どかどか落ちて来ていましたので。私は滝は好きですから、けっこう飽きずに眺めていましたが、近くに三脚やらレリーズやら、ものすごく本格的に撮影する気満々なひとが集まって来たので、退散しました。お互いだいぶお腹が空いていて迷いつつも、東名の渋滞が嫌なのでそのまま帰りました。ナビの真っ赤な表記が少しずつ増えて行くのを見守りながら、本格的な渋滞の手前で高速を降りました。
「1050円です」とのこと。高速1000円の恩恵よりも、富士山周辺の有料道路の、無料化社会実験のほうがよほど有り難みのある道行きでした。

 で、帰宅する頃に気がつきました。ヒマで静岡行ったなら、ガンダム見てくれば良かったじゃないのと。
 こないだANAで、行きも帰りも客室乗務員に「ガンダムのハガキ下さい」と頼んだしょうもない二人連れだったのですから。
 え、あ、壁紙はダウンロードしましたよ。それから、ANAのガンダムは第2弾のOOがカッコいいかと思って、職場のガンダム好きへハガキを横流ししてみました。

まりーんまりーん

2011.06.12 Sunday[13:39] 野球 - -

 クオリティスタートという考え方は理解出来るし、投手の評価の仕方として目安になるものだと思うけれども、自滅でしょーってな2点と中押しの1点で、7回途中3失点ならまあまあ、というのはなんだか納得いかない気分になります。もっとも、その後7点取られてるのだから最初の2点なんてあってないようなものですがね!

 6月11日(土)は、QVCマリンフィールドに行ってきました。カープ戦です。私の中で、とりあえずの今シーズン最終現地観戦です。何故とりあえずか、それはほらCSとか日本シリーズとか、あるじゃない。無いと思うけど、あるじゃない。
 ちなみに結果は1-10で千葉ロッテの勝利です。いわゆるボロ負けでした。いくら私がロッテの渡辺俊介投手をわりと好きだとしてもそれなりにショック。サブマリン好きとしては、完封でなくてもったいないとも思うし、10点も取られた側としては一矢報いることが出来てほっとしたという感じです。1点とか2点だったら、2安打すらももったいないと思ったことでしょう。10点はやるせない。

 さて、国技館に心を奪われていたころ、私は抜け目無く11日のビジター応援席を購入していたのですが、諸事情により内野に変更となりました。愚かな同僚が外野席を入手出来なかったので譲ったのです。まったく連中はナゴヤの教訓をどこにも生かしていない。全席指定のナゴヤドームで、直前まで行くか行かないか迷っているうちにビジター席が売り切れ、普通の3塁側外野席の中日ファンのど真ん中で孤立して辛かったと言っていたのに、今回も直前になって手配しようとしたらビジター席売り切れちゃったって。馬鹿め。私の彼氏も、知恵を付けろ、学習機能が無いのか、と言っていました。
 しかし優しい私は連中が代わりにと購入した内野席と交換してあげたのでした。何故なら私も彼も騒がしい応援はあまり好まないからです。ただ、周囲があんまりロッテファンばかりだと、場違いな感じがするので、ビジター席以外はホームのファンで埋まっていると予想して、ビジターを取っていただけなので。
 結論から言えば、心置きなく応援するならやはりビジター席、赤い皆さんに囲まれて、わりとまったり観戦するなら外野寄りの内野席、ですな。私は内野で十分。1階も2階も行けて楽しいし。私は観戦に行っているのであって騒ぎに行っているわけではないし。

 QVCマリンフィールドは去年まで千葉マリンスタジアムという名前でしたが、今年からネーミングライツでQVCマリンフィールドと呼ばれるようになりました。おかげで場所が変わったのかとか、建て直したのかとか余計なことを考えてしまいました。作りは、わりと昔ながらの球場と同じです。内野席にぐるりと2階があるのがちょっと違うと言えば違う感じ。屋根があるので、そこは雨でも濡れないような、風が強い球場なのでそうでも無いかもしれない。私が2階席にいたときはけっこう吹き込んできました。最大の特徴は、風向きと風速がバックスクリーンに表示されることです。
 開場は12時試合開始は14時なので13時くらいに行けば良いかと思っていましたが、前日入りして場所取りしてくれた———チケットの件で思うところがあったようです。せっかく譲ってもらったチケットだからなるべく良い席に行こうとか内野でも良い席に行けるようにしておこうとか———同僚に合わせて11時過ぎには海浜幕張駅に到着しました。神奈川県内では降っていた雨も、私は途中から地下鉄だったのですが地上に出たらすっかり上がっていました。西船橋では晴れ間も見えていたのに、南船橋ではかなり強い雨が。現地にいる同僚にメールしたら、ずっと降っているとのこと。人工芝だし、前日に試合が無くてシートをかぶせっぱなしに出来るとは言え、ちょっとどうかなあと不安になりました。
 先に到着したらスラィリーと遊びに球場へ行っていると言っていた彼が、駅でチーバくんに夢中になっていて、結局一緒にシャトルバスで球場へ向かいました。しとしとと、強くは無いが傘無しではいられない程度の雨がずっと降っているまま、無事球場で同僚と合流して開場を待ち、開場とともに入場。
 入ってすぐの感想は、神宮みたいな感じ。節電の影響か少し暗く、神宮よりは広いけれど球場の形に合わせてぐるりと囲むようにお土産屋さんやファストフードなどの売り場が並んでいます。内野のチケットでは、内野部分だけしかうろちょろ出来ず、外野のチケットだと外野と内野の両方をうろつけますが、スタンドへ入るにはチケットの提示が必要です。お高いシートもきちんとチケットの提示が必要なので、チケットホルダーはあると便利でしょう。雨ならますます、チケットはよれよれになってしまいます。
 まずは内野の1階席に行って、前の方かつ通路すぐでフェンスが目の高さに入らないところを探して席を確保。雨だし試合前に食事をしたいので、持参した雑巾で椅子を拭いて東京都指定ゴミ袋を被せ、赤いカンフーバットを置いてカープファンよと主張し、邪魔な傘を置いてお土産や昼飯を漁りに。
 まえけん弁当や生もみじカープびいき うまいじゃろ等、広島戦に合わせて展開していた商品や、ちばもつ煮込み等ご当地メニュー、そしてロッテリア。おお、これが噂のサブローバーガー! でもサブローは故障中なので、ホームランを打ったら360円になるのはまったく期待出来ません。本当は360円で利益が出る設定なのに、お楽しみ感を出したいがために球場マジックでお高い設定にしておいて、ホームランのときだけ360円とか、そういう思惑だったら感じ悪いなあと、お前こそ感じが悪いと言われそうな想像をしました。そうそう、サブローバーガーと佐世保バーガーは語感が似ているね。
 土曜出勤を断って来た手前、お土産無しは気まずいだろう、10連敗で止まったときに「良かったなあ、見捨てずに応援していれば1度くらいは勝つもんなんだぞ」と声をかけてくれた横浜ファン———その「見捨てずに」とか「1度くらいは」に目頭が熱くなりますな———の上司ですから、無難に千葉グッズを買わねばと、マリーンズのクッキーを買っておきました。横浜とロッテの対戦成績、知りませんが。
 あれこれ見ていたのですが、雨の中、席に戻って食べられるわけでもないので、フードコートで腹ごしらえしました。それから、とりあえず2階も全部見てみようと、2階へ行ってみました。2階は2階でグルメもいろいろあったのですが、もうお腹いっぱいだったのと、階段がけっこうキツかったのでスルーです。2階は屋根があるので濡れずに済む席もあり、とりあえず誰もいないあたりにどっかり座って一休みしました。
 2階席は景色が良かったです。1階席より風が強かったですが、椅子が跳ね上げ式でないのでスクワット応援向きでしょう。背もたれが小さいので寄りかかれないのが難点ですが、雨に濡れないのは良い。風が強い分、少し寒いけど。
 そんな感じで彼氏と寛ぎながら、外野にいるはずの同僚にメールで状況を確認したりスタメンについての意見交換等をしたり、のんびりしていたら試合開始まで後30分。周囲を見渡すと、いつの間にか人が増えていて、気がついたらお湯が煮立っていた的な。このまま2階にいついてしまう———1階に置いてあるものはビニール袋とカンフーバットと傘であり、雨天という状況でもし盗まれたとして困るのは傘のみだった———か、1階に戻るかしばし迷い、どうやら周囲はロッテファンが多い感じなのでとりあえず撤退しました。彼氏は対戦相手チームのファンが多い状態だと、スラィリーや坊やのハンドパペットで遊ぶのは気が引けるそうなので、嫌がるのです。ナゴヤでは中日ファンの真後ろで坊やと遊んでいたくせに。
 一度1階の様子を見て、雨が酷そうだったら2階に移転しよう、場所はなるべく外野寄りで、とせっかく確保した1階席を放棄する選択肢を持ちながら1階へ行ったら、なんとか雨が止んでいて、しかも確保した席の周辺はものすごく混んでいて驚きました。せっかくだからこのままここで見るか、と席をもう一度雑巾で拭いて、東京都指定ゴミ袋に荷物を入れて足下へ。さすがに椅子の下は無理ですが、抱えているよりはずっと楽です。ビールも頼み易いし。そのビール、値段は同じなんですが、ヱビスと一番搾りとで紙コップの大きさが全然違いました(笑)
 で、札幌のときと同じように、相手の応援に驚いたのよ。

 なぜ、千葉ロッテマリーンズの公式サイトに、立ち上がっての応援は云々と細かく書いてあるのか、よーく分かりました。ロッテの応援は、どうやらずっと立ちっぱなしでやるようです。しかも、ぴょんぴょん飛び跳ねているのです。内野の2階席でも。あそこ、場所も高いし傾斜もけっこうあるので、飛び跳ねるのなんて怖いと思うんだけど。
 ロッテの応援は手拍子が多く、鳴りものはあまり使わずドラムでリズムを取っていきます。それで、飛び跳ねながら歌うのね。すげえ体力。飛び跳ねながらなのに全体で聴くと途切れ途切れな感じにならず、きれいに聞こえます。なんと言っても10-1ですからロッテの攻撃、長い長い。おかげさまで、特徴のある応援歌をいくつか覚えました。短調が多いのが、渋い感じ。日ハムもそうでしたが、パ・リーグは短調の曲が多いのかしら。面白い。
 一番感心したのは、DHで出ていた神戸! 神戸! 神戸! 神戸! で外野席が4分割されてウェーブっぽく、あれは手拍子なのかなあ、やるのです。20年近く前は、ハマスタや神宮ではウェーブがあったと思うのですが、今はああいうのはやらないのですね。私が球場へほとんど行かなかった高校3年生くらいから会社員2年めくらいまでの間に大きな変化があったのでしょう。良く知りませんが。広島も、その間に子供のころに見たしゃもじがスクワットになってましたし。
 飛び跳ねない応援もあり、違いがいまいち分からないものの、ロッテは公式サイトにも選手の応援歌がキッチリ載っていて、統制と言う意味では日ハム以上でした。
 カープのスクワット応援もかなりの運動量でしょうが、あんなふうに飛び跳ねながらずっと歌っていたら、さぞや疲れることでしょう。土日両方応援しまくっていたひとも多いかと思います。すごい体力。カープの攻撃はやたら短かったから、休むヒマも、ちょっと腹ごしらえも、なかなか出来なかったはずです。しかし9回まで声量があからさまに落ちるということもなく。
 試合内容はボロ負けですから、愉快なものではありませんでした。弱いと言うより、ヘタクソ。ボークもあればエラーも出る。バントも決まらず、盗塁は失敗。走塁の判断も悪かった。満塁ホームランを打たれた後の投手の緊張感の切れ具合も酷いものでした。札幌ではヘタクソとは感じなかったのですが、今日はヘタクソだなと感じました。こりゃ勝てないよ。近くの席の少年も寝ちゃったし、私の彼氏も坊やとスラィリーを抱っこしたままうとうとしていました。ビール2杯飲んで、雨が上がって少し暖かくなって、腹もくちく、試合がつまらないとなれば寝るよね。
 ただ、渡辺俊介投手は好きなタイプの投手なのでそれは楽しみました。スピード表記を見ていましたが、何球も続けてきっちり92キロだったかと思えば120キロくらいのストレートで決めてくる。最速150キロとか注目されますけども、配球次第で手も足もでないようなピッチングが出来るのですね。9回は少し乱れましたが、まったく見事な投球でした。素晴らしい。9回はきっと完封を意識して固くなったのでしょう。すぐマウンドに集まって声をかけていた、内野の気遣いも良かったです。
 いやもう、ほんと脱帽としか言いようがないですね。
 不満があるとすれば周囲のカープファンですね。再三好捕し、満塁ホームランを打った大松外野手、彼はレフトの守備ですから3塁側内野のすぐ近くにいまして、彼がフェンスギリギリのファウルを捕ったときも、普通のフライを普通に捕ったときも、「落とせよ!」とか叫ぶんですよ。なんて品の無い。
 先日はホークスファンが「9連敗」と試合後にコールしたとかで少々もめたそうですけど、事実に過ぎない9連敗をコールされて怒るくせに他球団の選手には「落とせ!」と叫ぶ、もちろん同一人物では無いでしょうが、同じくカープファンと括れば、他人の振り見て我が振り直せと、思います。応援しているチームへの、愛あるヤジならまだしも、他の球団の選手に怒鳴りつけるように叫ぶ、近くにいて非常に不愉快でした。
 近くにはロッテのユニフォームを着たひともいました。彼の気持ちを想像すると悲しくなりますね。ご本人は友人らしいカープのユニフォームを着た男性と肩をぶつけながら楽しそうに観戦していて、満塁ホームランに立ち上がって大喜びし、頭を抱えている周囲のカープファンに気付いて慌ててちょっと頭を下げながら座る、そんな控えめな態度でしたが、態度の悪いカープファンの声は耳に入っていたはずです。好きで応援しているのだから、他人を不愉快にさせるようなことをどうしてするのか、理解に苦しみます。
 また、9回に1点入れたところでビジター席は大騒ぎ。待望の1点、完封は免れたという喜び、あったと思います。しかし、あのやけっぱちのような大騒ぎは、10点取られていてつまらなかった試合の、鬱憤を晴らしているとしか思えない感じでした。そりゃあ9回に一矢報いた選手たちの気合いと根性はちょっと嬉しかった。それでもあんなに大騒ぎするようなことかというか、なんかちょっと冷めちゃいました。今を逃したらもう騒ぐとき無いよ! という雰囲気もあり、飲んで騒ぎたいだけなんじゃないのこのひとたち、といぶかしく思いました。
 そうだ、球場にもひとつだけ不満があって、内野席の1階の上のほう、2階との間に電光掲示板があるのですが、あそこにはフォアボールだの三振だの流れるのです。これがものすごく目がチカチカするし、まぶしいし、酔う。あれはダメ。
 いやあ、ロッテも千葉に移転して良かったねえ。もう20年だものねえ。もうすっかり千葉で愛されて千葉の顔になっている。と、こないだの札幌と同じような感想になってしまいました。

 ところで、チーバくんの着ぐるみは貸し出しがされているのですね! チーバくんはいつも同じチーバくんではなく、「ナカノヒトナドイナイ」とか、ドアラみたいな個性とか、そういうのとは無縁なのね。着ぐるみはいくつくらいあるんだろう。夢が壊れるよ千葉県公式サイト。チーバくんの日記はチーバくんが複数いるのにどういうことなんだ!
 いやでもあれだね、「チーバくんの中の人はアリバイを主張しているが、その時間海浜幕張駅にいたのは別のチーバくんだ!」みたいなのはアリだな。着ぐるみって時点で中の人がアリバイを主張するのは難しいだろうけど。ああ、複数の中の人と複数のチーバくんで斬新な入れ替わりのトリックが作れるかもしれない。どうしよう。
 どうもしないが。
 新たな夢を見始めました。ありがとう千葉県公式サイト。

それは21時

2011.06.08 Wednesday[23:12] 仕事 - -

 昨日は、なんでか残業しないで帰るひと多いなーと思ったらサッカー観たかったんだって。21時まで残業していたひとは横浜線でえらいめに遭ったらしい。可哀想に。私は19時過ぎに出て正解だった。
 で、今日もなんでか残業しないひとが多かった。明日健康診断だから早く帰らないと夕飯抜きになってしまうからだって。遠いひとほど早く帰った。道理だね。

 私は以前、すっかり忘れてジムに寄って、走ったり何だり23時くらいに風呂上がりで帰ったら、もう明日の昼まで飯抜きと気がついて、というか、22時くらいにスポーツドリンクをがぶ飲みしたのを思い出し、あーこれ血液検査無いから良いけど(良くない)ひどいもんだわ、ということがありました。翌日は午前中、めまいとふらつきでヨレヨレしてました。ものすごく反省したので今日はジムへ行きませんでした。

 東京都が、勝手にサマータイムをやっています。通常5時台の電車に乗っている私としては、もし当社もやるぞと始業を1時間早くされると始発で行っても毎日遅刻でしか出勤出来ないので、たいへん困ることになります。うーむ。電車もやってくれないと。
 ただ、みんなでサマータイムだと、オフピーク通勤になってちょっと快適というメリットが無くなってしまいます。早起きした上にいつも通りの通勤ラッシュでは切ないばかりではありませんか。
 私は毎日オフピークしているので、あちこちで勝手にサマータイムをされるといつもの時間がラッシュになってしまって、これまた切ない事態になります。
 まあでも、サマータイムというか、夏の早起きは良いですよ。涼しくて。早起きは良いですよほんと。最近は3時半くらいに目が覚めますね。これもう年寄りですかね。

黙って俺についてくるな気味悪いから

2011.06.03 Friday[23:29] 実験 - -

 色々書きたいことはあるのですが、時間が無くて書けません。twitterはわりと気軽に書けるのでついつい発言しています。そうするとそれなりに調べてちゃんとした文章を書かねばという気持ちを一応持っているブログはなかなか更新できません。自分でハードルを上げているのでしょうか。それとも気軽な短文ばかり書いていて、文章構成等が下手くそになっているのでしょうか。下書きが溜まり、時事ネタは時期を逸し埋もれていく。あーあ。せっかく書いたのに。
 140文字で言いたいことを全部書き切れるわけ無いじゃんとお互いに思っていそうなtwitterでは、行間どころか語間を読んでなんとなく察する———これは「空気を読む」とは違うと思う———とか、挨拶や丁寧語が多少抜けていても文字数削減のためかなとか、細かいニュアンスまで伝わらなくて当然と私は考えています。だからちょっとしたことでもツッコミを入れたり質問をしたり、誰かからの反応に応えたりしやすいのです。しかしブログは好きなだけ書けるので、調べられることはきちんと調べたいし、参照出来るものを紹介したり、URLを載せたり、引用できるものはしたいし、などなど欲張り始めるときりがありません。言いたいことを言い尽くせないtwitterのストレスを、こっちで解消しようと言う気持ちもあるのかもしれません。あんまり意識していないですが、ああこれは長くなりそうだからブログにしよう、と思うことは多いので。
 でもって、書きたいことが複数あるとき、例えば1週間分をひとつの記事でどっかり更新するのは好きではないのです。一応、3つくらいまででしょ、話題は、私だったら疲れるもの読むの、と思うのであんまり長々書きたくも無いし、かといって話題が違うからと一日にいくつもいくつもブログ記事を更新するのもみっともない……やはりここは期日指定公開か。
 ただ、以前それやったとき、毎日あんなにブログ更新してるならパソコンのメールの返信くらいしろって叱られたことがある。いやそのとき書いたわけじゃ……と思ったけど言い訳も馬鹿馬鹿しくて、どう対処したのか忘れましたが。予告すれば良いのかしら。
 今ある下書きは、twitterにおける140文字で書き切れるわけ無いじゃんを前提とした発言の解釈について、140文字の限界を知って発言の語間を読むのと、空気を読むのは違うと思うという話と、先週とそれより前のマガジン(時期がずれ過ぎている)の感想とかツッコミとかと、札幌旅行の食べ物の話と、5月技量審査場所千秋楽の感想と総括、これがまた時期がずれているので名古屋場所正常開催ってどうよという話をさらに追加、それから不謹慎にも『沈黙の艦隊』で原子炉停止してみんながほっとしていたシーンにあれこれツッコミ入れてみた件、無謀にもリーダーシップ論の持論、そんなところでしょうか。見事にバラバラというか、節操無いな。

 明日は、僕にとって最後の高速1000円の機会だ、遠出するかという彼氏の提案に対して「マツダ!」と答えたところ、何かがあって神奈川県内の松田に行くことになりました。どうやら農協の直売所があるようです。横須賀にも最近出来たのですが、そっちは行かないみたい。良く分かりません。

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